北京五輪で見た鍵山優真の演技は「本当に衝撃的でした」

　練習で初めて成功したのは「コロラドで行ったジャンプ合宿の時」だったが、着氷した一方で「自分の思い描いた通りの着地ではなかった」という。そこから短い時間で技の精度を上げたところに、「完璧を目指し続けたい」というマリニンの意志の強さと稀有な才能を感じずにはいられない。

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　そんな現在のフィギュア界で最注目の男が、ジャパンオープンに出場するために再び来日する。今シーズンがシニアへの本格参戦となるマリニンは、“ライバル”について聞かれると、2人の日本人スケーターの名前を出していた。

「オリンピックで見た鍵山優真選手は本当に衝撃的でした。また宇野昌磨選手もシーズンに向けて調整中ですが、現時点ですでに調子がとても良さそうです。この2人が私にとって最大のライバルだと思っていますが、加えてイタリアのダニエル（・グラスル）選手も今シーズン、飛べるジャンプを増やそうと練習を積んでいます。

　今シーズンは非常に激しい競争が待ち受けていますが、残念ながら引退した選手もいるため厳しすぎるとも感じていません。ネイサン選手は引退ではないものの、今シーズンは欠場する方針のようですし、羽生選手の引退も非常に残念に思っています」

　17歳とは思えない落ち着いた受け答えで、トップスケーターたちの名前を列挙したマリニン。ジャパンオープンでどんな演技を見せたいかと問われると、「来る大会やシーズンに向けてできる限りの準備を行い、自信を持ってすべてを出し切ることで最高の結果を手に入れたい」と意気込みを語っている。

　17歳の新星は来年3月の世界選手権の舞台にもなる、さいたまスーパーアリーナのリンクで、世界が注目する4回転アクセルを再び跳ぶのか。「最大のライバル」の1人として名前を挙げた宇野との、ハイレベルな競演に期待が高まる。

【大会概要】
◆大会名
木下グループカップ フィギュアスケート Japan Open 2022 3地域対抗戦
◆開催日時
10月8日（土）開場11:30、試合開始12:30
◆会場
さいたまスーパーアリーナ
◆テレビ放送
10月8日（土）16:00～18:00　テレビ東京系列6局ネットで放送
◆出場予定選手
［日本］
坂本花織、紀平梨花、宇野昌磨、三浦佳生
［北米］
マライア・ベル、ブレイディ・テネル、ジェイソン・ブラウン、イリア・マリニン
［欧州］
ルナ・ヘンドリックス、エカテリーナ・クラコワ、ミハル・ブレジナ、ダニエル・グラスル
［ゲスト］
マディソン・ハベル＆ザカリー・ダナヒュー

【チケット情報】
◆料金（全席指定・税込）
・Premium席（プレミアム席）：23,000円
・SS席：21,000円
・S席：15,000円（先行期間中：14,000円）
・S-300席：13,000円（先行期間中：12,000円）
・A席：9,000円（先行期間中：8,000円）
・B席：7,000円（先行期間中：6,000円）
◆プレイガイド
・チケットぴあ
https://w.pia.jp/t/Japanopen2022/
・e＋(イープラス)
https://eplus.jp/japanopen/
・ローソンチケット
https://l-tike.com/sports/jo2022/
・キョードー東京
0570-550-799（平日11:00～18:00、土日祝10:00～18:00）