17歳馬場咲希、体重大幅減でもトレーナーが悲観しなかった理由 「今まで以上になる」
ツアー通算41勝レジェンドも評価「バランス良く、下半身をうまく使えている」
帰国後、馬場は鎌田氏が営むTK LABO(横浜市都筑区)へ頻繁に通っている。最高で秒速48.0メートルのヘッドスピードが42.0メートル程度に落ち、ドライバーの飛距離にも影響していることから、改めて体幹と下半身を強化。食事、休養、トレーニングで体重を4キロ戻し、春先と比べて6キロ減になっている。
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鎌田氏は「改めてサイズは測っていませんが、体の状態はかなり良くなっています」と証言。14日に馬場の練習ラウンドを見守ったツアー通算41勝の森口祐子氏も「バランス良く立っていて、下半身をうまく使えている印象です」と評価している。
ゴルフの状態について、馬場は「調子は悪くないので、調整をして好調にしたいです。飛距離が落ちている分、他の部分で頑張りたいです」と話している。まだまだベストコンディションではないが、馬場はさらに高くなった身長も生かし、今のベストを尽くす。
■鎌田貴(かまた・たかし)
1962年4月15日、山形県新庄市生まれ。東海大学大学院体育学研究科修了(体育学修士)。プロアスリートのフィジカルトレーナーとして、幅広いジャンルのアスリートの体作りを担当。これまで、ホンダレーシングの専属トレーナーとして、ロードレース、モトクロス、トライアルで20人を超える多くのライダーをチャンピオンの座に導き、F1レーサーの角田裕毅も指導。女子ゴルフでは、宮里藍をプロ転向して間もない2004年から、米女子ツアーに参戦して3年目まで指導した。現在はモータースポーツ、ゴルファーに加え、野球、陸上選手らを指導。次世代を担う若手アスリートの育成にも力を入れている。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)