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収益は個人アスリートで過去最多 欧州移籍の23歳サッカー選手、トークン発行の理由

2018年のプロ入りから渡井理己は徳島で4年半プレー、海外移籍した今も愛する気持ちは変わらない【写真:#Watai Project】
2018年のプロ入りから渡井理己は徳島で4年半プレー、海外移籍した今も愛する気持ちは変わらない【写真:#Watai Project】

プロ入り後に感じた徳島の人たちの温かさ

 そもそも渡井は静岡県出身で、徳島と関わりを持ったのはプロに入ってから。徳島のために活動しようと思ったのは、何がきっかけだったのだろうか。

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「今年で徳島に入って5年目なんですが、プロとしてやっていくうちに知らない部分でサポートを受けてきたことはたくさんあると思うんです。その恩を選手として返していくことは、とても大事だと感じています。もちろん、いずれは生まれ育った静岡でもできればいいと思っていますが、まずはプロとして成長させてくれた徳島に少しずつ返していけたらいいなと思っています」

 渡井が感じているのは、徳島の人たちの温かさだ。

「試合ではもちろん、こういうピッチ外の活動に対しても応援してくれています。なかなか勝てなかった去年も、スタジアムにたくさんの人が足を運んでくれました。ヴォルティスを愛してくれているし、選手のことをたくさんの人が見てくれている。そういう環境だからこそ、何かを返したいという想いがより強くなっていきました」

 もちろん、サッカー選手であればファンやサポーターに対する感謝の想いをもってプレーしているのは当然のこと。しかし、その想いを行動に移すのは決して簡単なことではない。しかも渡井はまだ23歳である。

「サッカー選手って、練習時間は短いですし、自由な時間は一般の方に比べれば多いんです。もちろんサッカー選手として良いプレーをしたり、結果を出すことが一番ですけど、サッカー選手だからこそ、いろんな価値を生み出せると僕は思っています。サッカーに集中しろと言われることもありますけど、この活動を応援してくれる方のほうが多いですし、いい出会いにも恵まれました。それが行動するきっかけだったり、モチベーションにもなっています」

 noteで行っていた時よりも、トークンを活用する今回のプロジェクトは支援の額も多くなり、その分規模も大きくなる。渡井はこれから、どのような活動を行っていくのだろうか。

「これまではサポーターの人たちと関わることが多かったんですが、企業だったり、大きな団体に対してアプローチをかけていきたいと考えています。その結果として徳島県全体が盛り上がるようなことをしていきたいですし、いずれは徳島ヴォルティスにも還元できればいいですね」

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