「残り2秒の悪夢」を忘れない ファンクラブ会員Bリーグ最多、三河と“青援”と365日
勝敗を超えた瞬間、三河が示した「夢のアリーナ」の実像
スポーツには勝敗がつきものだ。しかし人々の心を動かすのは、勝敗を超えた瞬間にこそある。この日のウィングアリーナは、まさにB.LEAGUEが目指す「夢のアリーナ」だった。勝ちは逃したが、ホームでCSを戦った価値は大きい。
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「勝った、負けたという色々な気持ちもあるんですが、それも含めてこれから先も僕たちと共有して欲しいなと感じています。やはりバスケットボールは終わりがない。僕にとってはバスケットボールが人生と言っても過言じゃないので、まだまだ突き詰めていきたいですし、上手くなりたい。そんな気持ちにさせてくれる試合、シーズンでした(橋本)」
「皆さんがいつも以上の“青援”を出してくれていたのに、申し訳ないと思いますし、感謝しています。昨年も今年もファイナルへ連れて行くという約束をしたのに、連れて行くことができなくて、本当に悔いが残るんですけれど、全部出し切りました。どこが足りなかったのかゆっくり考えて反省して、もっともっと個人的にもスキルアップして、来年は優勝したいと思います(比江島)」
選手、そして3000人の観客の胸に刻まれた悔しさと充実感、そして体の奥底から沸き上がってくる熱。様々な感情を共有し、シーホース三河は再び“共に頂点へ”挑む。
(山田 智子 / Tomoko Yamada)