2017年も主役に― イ・ボミの心に存在する“日本”というキーワード
2016年で最も「忘れられない試合」は…
「日本にいると早くここに慣れなきゃいけないとか、結果を残さないといけないという気持ちが常にあるので、時が流れるのがすごく早いんでしょうね」
日本で6年も過ごした彼女にとっては、記憶に残る試合や思い出はたくさんありすぎて、選べないだろうが、「2016年の5勝のうち、どの試合が一番印象に残っているのか」と聞いてみた。
「やはり伊藤園レディスを抜きにしては語れません。ここで日本ツアー通算20勝を達成しましたし、韓国の永久シードも獲得しましたから。疲れも残っている状態から優勝できたことで、賞金女王にもグッと近づきましたから、忘れられない試合ですね」
終盤戦で節目の20勝と賞金女王を決定づけた試合はやはりイ・ボミにとって、記憶に残る試合だった。
一方で、イ・ボミが韓国メディアに語った「2016年もっとも記憶に残る試合」は、それとは違っていた。イ・ボミはそこでこう答えている。
「誕生日に優勝したCATレディースが一番記憶に残っています。私の誕生日が8月21日なのですが、その前日にファンクラブの方たちがパーティーを開いてくれたんです。そこですごく大きな力をもらいましたし、翌日に楽しくプレーして優勝までできましたからね」