衰えない35歳ダルビッシュの原動力 投手コーチの証言と“いたずら動画”にあった伏線

ニーブラ投手コーチ「彼は背中でチームを引っ張っている」
メジャーでは長くプレーしている選手は尊敬を集め、威厳が出てくる。中には近づきがたいオーラを出すベテランもいたりすることもあるが、ダルビッシュは若い選手の多いチームに自然体で溶け込んでいるように見える。「彼は背中でチームを引っ張っている。周りの選手は彼の自己管理する姿勢や相手打者を研究する熱心な準備を見ている。そして何か知りたいことがあれば、気軽に相談している」と、ニーブラ投手コーチは言う。
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19日のフィリーズ戦では2点リードの6回に1死一、三塁のピンチを迎えた。自身の白星とフィリーズの3連戦勝ち越しが懸かったこの日最大の山場。ここで3番シュワーバーに対し、ダルビッシュは三振を狙いにいった。「犠牲フライでもいいかなと思ったけど、自分の投げた試合で中継ぎ投手が追いつかれたりすることがあった。中継ぎの人たちが気にしているような気がして。それだったら1点差でいったらプレッシャーをかけちゃうし、三振かなって思っていました」。
狙い通り、空振り三振を奪い、次打者も仕留めて7回までゼロを並べた。そして救援陣が2回を無失点リレーで締めくくり、パドレスは2-0で勝利。試合後、ダルビッシュを中心に笑顔の輪が広がった。
(岡田 弘太郎 / Kotaro Okada)
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