[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

運命のサッカー日本―豪州戦を独占生配信 元日本代表戦士が唸るDAZN中継の上手さとは

24日、サッカー日本代表にとって運命の一戦がキックオフを迎える。

元サッカー日本代表の川口能活氏(左)と久保竜彦氏
元サッカー日本代表の川口能活氏(左)と久保竜彦氏

W杯出場を懸けた豪州との直接対決は24日にDAZNで独占配信

 24日、サッカー日本代表にとって運命の一戦がキックオフを迎える。

 昨年9月2日、コロナ禍で始まったカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選。1次予選からスタートした長いアジアでの戦いも、残すところあと2試合。11月に迫るW杯の出場権を懸けて、日本代表は24日にオーストラリアとの直接対決に、29日にはベトナムとの最終戦に臨む。

 日本代表がW杯初出場を果たした1998年フランス大会以降、日本代表は6大会連続でW杯に出場し続けている。海外でプレーする選手が増えるにつれて、「アジアでは勝って当たり前」「W杯は当たり前に出場する大会」と思われるようになった。しかし、日本と同じようにアジア諸国も力をつけている。アジアを戦い抜くことは決して簡単なことでない。

 長く日本代表守護神としてゴールマウスを守った川口能活氏は「W杯予選に簡単な試合はない」と断言する。その言葉通り、現代表は初戦のオマーン戦を0-1で落とし、第2戦の中国戦こそ1-0で勝利したものの、続く3戦目もサウジアラビアに0-1と敗戦した。W杯出場権獲得に向けていきなり暗雲が立ち込めたが、選手たちに不安や動揺はあるのだろうか。

 元日本代表FWの久保竜彦氏は「ジーコが監督だったときはなかったなあ」と自身の経験談を語ったうえで、「監督にもよると思うし、選手自身はアジアでも(勝つことが)きついということは分かっている。それに今の代表は長友(佑都)とか、本当にすごい経験値を持っている選手が多いですから、結果が伴わないときでも乗り越え方は分かっていたはず」と指摘した。

 実際に、昨年10月に行われた第4戦のオーストラリア戦を2-1で勝利すると、その後は失点を一度も許すことなく5連勝。現在はグループ2位に浮上している。本来の日本代表を取り戻した姿に、川口氏は融合と調整がうまくいくようになったと感じている。

「今の日本代表はヨーロッパでプレーしている選手が多いので、代表チームへの融合や代表活動との調整はすごく難しかったと思います。それでも代表チームとしてのまとまりがすごくありますし、今とてもいい流れがきていると感じています」

川口氏が唸るDAZNでのサッカー配信の上手さとは
川口氏が唸るDAZNでのサッカー配信の上手さとは

DAZN配信の魅力は玄人目線のコアな情報 川口能活氏「実況がうまい」

 いよいよ24日、運命の一戦を迎える日本代表。アウェイで行われるオーストラリアとの直接対決において勝てば、7大会連続W杯出場が確定する。そんな重要な一戦は、スポーツ・チャンネル「DAZN」にて独占生配信されるが、川口氏はDAZNでのサッカー配信について実況を務めるアナウンサー陣のサッカーリテラシーの高さに唸った。

「解説者の方もそうなんですけど、実況のアナウンサーの方々が非常にサッカーを知っていて、実況がうまいなというのをいつもすごく感じています。話が途切れないですし、サッカー関係者から見てもすごく聞きやすい。それにサッカーのことをすごく勉強されていますよね? こんなにサッカーを見てもらえているんだというのがすごく伝わってきますし、視点がユニークなので、僕はすごく好きですね」

 DAZNでの配信は必然的にサッカー好き、スポーツ好きの視聴者が多くなる。普段からサッカーやスポーツを見ている頻度が高いため、実況や解説にはよりコアな情報が求められる。DAZNは、それにしっかりと応えてくれているというわけだ。

 となれば、俄然、W杯最終予選の残り2試合も楽しみが尽きない。川口氏も久保氏も、日本代表OBとして勝利を心待ちにしている。

久保氏も、日本代表OBとして勝利を心待ちにしている
久保氏も、日本代表OBとして勝利を心待ちにしている

「オーストラリア戦は最後の山場となる試合ですが、勝てばいいわけですし、引き分けでも優位な状況に立てる。とはいえ、目の前の戦いが代表にとっては大事な戦いになりますので、W杯出場を懸けた大一番という視点でたくさんのファンの方に見ていただいて応援していただきたいですね」(川口氏)

「先月行われたサウジアラビア戦(2-0)よりももっとギリギリの試合になるはず。実は(グラハム)アーノルド監督はサンフレッチェ広島時代に一緒にFWで2トップを組んでいた元Jリーガー。しかも、そのとき森保(一)監督はボランチで出ていた。そういったつながりもあるけど(笑)、きっとオーストラリアはバチバチで来るはず。日本でやったときはそうでもなかったけど、今度はホームだし、逆にバチバチで来ないとオーストラリアもW杯出場が危ういので、そういった意味でも絶対に面白い試合になるんじゃないか」(久保氏)

 序盤の躓きから一転、強さを取り戻した日本代表。泣いても笑っても、残り2試合。最終予選の戦いが、今から待ち遠しい。

■DAZN生配信
【AFC アジア予選 -Road to Qatar- 第9戦】
3月24日(木)オーストラリア vs 日本/日本時間18:10キックオフ

【AFC アジア予選 -Road to Qatar- 第10戦】
3月29日(火)日本 vs ベトナム/日本時間27:00キックオフ


(THE ANSWER編集部)