大迫傑、現役復帰に込めた想い 伝えたい挑戦し続ける意義「どんどん失敗してもいい」

復帰後は競技者として「トップを狙いたい」
「第1章のゴールをした後は、これから活躍していく選手たちの背中を押せたらなと思いました。ですが、背中を押すだけじゃなくて、自分自身がもう1回、世界のトップレベルを目指す選手として、しっかりと背中を見せて引っ張っていくことができれば、僕自身もそうですけど、日本陸上界がより強くなっていくんじゃないかなと思いました。
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東京オリンピックを1つのゴールとしたんですけど、まだまだやりきれていない部分もある。どこまで世界と戦っていけるのか、また挑戦をしたいと思っています。それに、これから育っていく選手たちと伴走できればという思いもあります。自分自身も競技者としてトップを狙いたいし、後輩たちにもしっかりとトップを取ってもらいたいという思いが、より強くなりました」
現時点では復帰レースは未定。おそらくは今年の秋以降になるという。大迫は昨年5月に30歳を迎えたばかり。マラソンでは30代で活躍する選手も多いだけに、今後の活躍も楽しみだ。
いよいよマラソンランナー、大迫傑の第2章が始まる。
「今の時代って、1回失敗したら取り返しがつかない、みたいな風潮がありますが、どんどん失敗してもいいんだよ、挑戦することって楽しいんだよ、ということを皆さんに知ってもらいたい」
これまで、常に自らを厳しい環境に置き、目標を成し遂げるために挑戦を続けてきた。そしてこれからも常識にとらわれず、大迫は挑戦を続ける。
(和田 悟志 / Satoshi Wada)
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