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日本中が注目した浅田真央とキム・ヨナ 涙の銀メダル、口を突いた「悔しい」の真意

「THE ANSWER」は北京五輪期間中、選手や関係者の知られざるストーリー、競技の専門家解説や意外と知らない知識を紹介し、五輪を新たな“見方”で楽しむ「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」を連日掲載。注目競技の一つ、フィギュアスケートは「フィギュアを好きな人はもっと好きに、フィギュアを知らない人は初めて好きになる17日間」をコンセプトに総力特集し、競技の“今”を伝え、競技の“これから”につなげる。

2010年バンクーバー五輪女子シングル、銀メダルを獲得した浅田真央(左)と金メダルのキム・ヨナ(中央)【写真:Getty Images】
2010年バンクーバー五輪女子シングル、銀メダルを獲得した浅田真央(左)と金メダルのキム・ヨナ(中央)【写真:Getty Images】

「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」#66 「フィギュアスケート五輪激闘譜」2010年バンクーバー五輪・女子シングル編

「THE ANSWER」は北京五輪期間中、選手や関係者の知られざるストーリー、競技の専門家解説や意外と知らない知識を紹介し、五輪を新たな“見方”で楽しむ「THE ANSWER的 オリンピックのミカタ」を連日掲載。注目競技の一つ、フィギュアスケートは「フィギュアを好きな人はもっと好きに、フィギュアを知らない人は初めて好きになる17日間」をコンセプトに総力特集し、競技の“今”を伝え、競技の“これから”につなげる。

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 今回は過去3大会の激闘を振り返る「フィギュアスケート五輪激闘譜」、2010年バンクーバー五輪の女子シングル編だ。大会前から大きな注目を集めていたのが、19歳で念願の五輪初出場を果たした浅田真央と、同い年のライバルであるキム・ヨナ(韓国)の対決だった。日本中が固唾を呑んで見守るなか、浅田は3度のトリプルアクセルを成功させる偉業を達成。だがキム・ヨナに敗れて銀メダルに終わると、試合後は涙が止まらなかった。(文=松原 孝臣)

 ◇ ◇ ◇

 2010年バンクーバー五輪の女子シングルは、フィギュアスケートファンの枠を超えて、多くの人が関心を寄せ、注目した大会だった。

 何よりも浅田真央の存在が大きかった。

 一つには、ようやく出場することができた五輪であったこと。2005-06シーズン、浅田はグランプリファイナル優勝など大活躍を見せた。年齢の規定から、同シーズンのトリノ五輪への出場資格がないことは事前に分かっていたし、浅田本人も自覚していたが、周囲は放っておかなかった。特例措置を求めるべきという意見が飛び交い、やがて時の総理大臣も出場を願うコメントを出すなど社会的な事象となっていった。無論、特例措置はなかったが、それから4年、ついに掴んだ五輪の舞台だった。

 もう一つは浅田の挑戦への関心だった。前シーズンからはロシアの著名な指導者タチアナ・タラソワに師事していた浅田は、五輪でショートプログラム、フリーで合わせて3度トリプルアクセルを入れる異次元とも言える構成を成功させようと準備しており、その可否も注目を集めた。

 さらには、キム・ヨナの存在も関心を高めた。ジュニアの頃から競ってきたライバルとの勝負の行方もまた、一般の人々を含め大会への期待を呼ぶ要因だった。

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松原 孝臣

1967年生まれ。早稲田大学を卒業後、出版社勤務を経てフリーライターに。その後スポーツ総合誌「Number」の編集に10年携わり、再びフリーとなってノンフィクションなど幅広い分野で執筆している。スポーツでは主に五輪競技を中心に追い、夏季は2004年アテネ大会以降、冬季は2002年ソルトレークシティ大会から現地で取材。著書に『高齢者は社会資源だ』(ハリウコミュニケーションズ)、『フライングガールズ―高梨沙羅と女子ジャンプの挑戦―』(文藝春秋)、『メダリストに学ぶ前人未到の結果を出す力』(クロスメディア・パブリッシング)などがある。

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