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羽生結弦の言葉に感じた達観の境地 「もう何も怖くない」今、4回転アクセル成功なるか

会心の演技を見せた鍵山、初五輪初メダルに向け視界良好

 そして、五輪初代表の鍵山優真が、若さと勢いのあるはつらつとした演技を披露。4回転サルコーとトウループの4回転+3回転の連続ジャンプではGOE加点で4.02点と3.94点を引き出すなど、すべての要素で加点がつくほぼノーミスの演技内容だった。演技後は右手を高々と突き上げるガッツポーズも飛び出し、会心の出来に嬉しそうな笑顔を見せた。

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「とりあえずオリンピックという舞台をずっと目指して頑張ってきた結果が表れたんじゃないかなと思います。ステップシークエンスはちょっと足がきつくて練習通りにできなかったが、ジャンプは完璧にできたので、今日は(自己採点で)98点くらいの点数をあげてもいいかな」

 キスアンドクライでは両手を組んで祈るように待った得点が、自己ベストを大幅に更新する108.12点と出た瞬間、「やったー!」と大喜びだった18歳は、団体戦から初五輪を存分に満喫している。自己ベストも連発する堂々の戦いっぷりだ。

「オリンピックは楽しいです。やっぱり楽しまなきゃ、損すると思って、初めてなので何事も楽しんでいきたいなという気持ちがあります。フリーでは、あまり順位のことは気にせずに自分のやるべきことをやるだけだと思うので、とにかく、自分のベストを尽くしたい」

 113.97点の世界最高得点を叩き出して首位に立った世界王者のネイサン・チェン(米国)との点差は5.85点。追いかける背中は大きいが、初五輪初メダルに向けた視界は良好と言っても過言ではないだけに、どんな演技で結果を導き出すのかが楽しみだ。

(辛 仁夏 / Synn Yinha)

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