小平奈緒のサングラスが話題に 冬の五輪に欠かせない“目元”の秘密に迫る
小平と高木がつけているサングラスの違いとは?
快進撃を支える「オークリー」。選手のこだわり、それに対する同社のサポート体制を田中全亮、永田隼也の両スポーツマーケティングアドバイザーに聞いた。
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スピードスケートの小平、高木らを担当する永田さんは、ここまでの活躍を「期待されている中で、メダルを持って帰ることは本当にすごいこと」と喜びを口にする。
スピードスケートにおいて、サングラスは重要。風をよけ、まぶしいリンクの反射を抑えるために欠かせない。選手によって、求めるのは様々だ。フレームの色、レンズの明るさ…。実は小平がつけているものと、高木がつけているものは微妙に違っている。
「小平選手と、高木選手とでは使っているモデルが違う。小平さんは度付きのレンズで、色がクリアなものを使用しています。レンズへのこだわりはかなりのものがあります。フレームの色などに関しては、その時々ですね」
500メートルについては、競技に集中するあまり、アップで使っているものをそのまま使用したが、レンズは同じものだ。
内からの見え方を気にする選手、外からの見た目を気にする選手。丁寧にリクエストに応えていくのもスタッフの仕事だという。
「高木選手はレンズカラーで悩んでいました。練習日に2枚、別のものを試してもらって、最終的にプリズムロードというプリズムが入っているレンズを選択してもらった。日本のリンクは暗めだったので、明るいレンズでしたが、今回のリンクはすごく明るいので色を少し下げたようなものです」
0.01秒を競う、スピード種目。微妙で繊細な感覚の違いが、勝敗を左右する。スピードスケートでは、この2人で4つのメダルを量産して見せた。
「選手と喜びを共有できることが最高の喜び」とやりがいを語る永田さん自身も、自転車競技で、同社のサポートを受けるアスリート。「選手の気持ちに立ってサポートするようにしています」と話した。