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大成か、解散か― 未完の“現代版ツインタワー”、頂点を目指す上で直面する課題とは

歴代のユーイング&オークリー、ダンカン&ロビンソンにも才能では比肩

 過去には、パトリック・ユーイングとチャールズ・オークリー(ニックス)、ティム・ダンカンとデビッド・ロビンソン(サンアントニオ・スパーズ)といった魅力的なビッグマンデュオが存在した。それらのどの“ツインタワー”と比べても、デイビスとカズンズは持って生まれた才能では負けていない。

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 スペースを重視した昨今のNBAでは大型センターは重宝されないが、ロングジャンパー、パス能力も備えたこの2人は現代でも輝き続けられる逸材だ。彼らがわずか1年半程度で解消されることになれば、残念としか言いようがない。それだけに、今後の道のりは興味深い。

 戦力補強のサポートも受けて、今季終了までにチームを押し上げられるか。自分たちが得点を重ね、揃ってオールスターに選ばれるだけでなく、周囲の力を引き出すこともできるか。それができなければ、この個性的なデュオは間もなく解散となる。NBAの2017-18シーズンもちょうど折り返し地点を迎え、後半戦では、“現代版ツインタワー”の行方にも注目が集まる。

(杉浦 大介 / Daisuke Sugiura)

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杉浦 大介

1975年、東京都生まれ。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、ボクシング、MLB、NBAなどを題材に執筆活動を行う。主な著書に「日本人投手黄金時代 メジャーリーグにおける真の評価」(KKベストセラーズ)、「イチローがいた幸せ」(悟空出版)。

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