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大成か、解散か― 未完の“現代版ツインタワー”、頂点を目指す上で直面する課題とは

ジェントリーHCは絶賛「一緒にプレーする際に弱点は存在しない」

 2017年2月に電撃トレードでカズンズを獲得してから間もなく1年。ペリカンズはデイビス、カズンズという支配的なビッグマンが絶対的な中心を担うチームになった。

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「2人ともインサイドでもアウトサイドでもプレーできる。一緒にプレーする際に弱点は存在しない。リバウンドも取れるし、聡明だし、パス意識も高い。周囲の全ての選手たちのゲームを容易にすることができる」

 昨年11月の時点でアルビン・ジェントリーヘッドコーチ(HC)は地元メディアにそう語っていたが、確かに彼らは共存の難しさを感じさせていない。

 身長208センチのデイビスは平均26.7得点、10.5リバウンド、2.1ブロックを記録し、リーグトップ3に入る実力者としての地位を足固めしてきた。身長211センチのカズンズも平均25.3得点、12.7リバウンド、1.6ブロックと好成績をマーク。本来であれば、両雄は現代最高級の“ツインタワー”として注目され、ウェスタン・カンファレンスの強豪たちを恐れさせて然るべきである。

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杉浦 大介

1975年、東京都生まれ。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、ボクシング、MLB、NBAなどを題材に執筆活動を行う。主な著書に「日本人投手黄金時代 メジャーリーグにおける真の評価」(KKベストセラーズ)、「イチローがいた幸せ」(悟空出版)。

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