「もっと速く」を求める市民ランナーに今人気 元五輪選手も驚く新型ランイベントとは
協賛「日本トリム」から「スポーツと水」の知識もレクチャー
この日は運営に協力したアテネ五輪1600メートルリレー4位の伊藤友広さんと、多くのトップアスリートの走りの動作改善を手掛けるプロスプリントコーチの秋本真吾さんもイベントを見守ったが、その活気に驚いていた。
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秋本さんは「一般の方もこれだけ熱をもって走ることに意識を向けているのは僕自身も気づきになった。コミュニティ化して、みんなと一緒に走ることで頑張れることがブームになってきていると感じる」と話した。
イベントでは、今回協賛している整水器の国内トップシェア「日本トリム」の担当者から、水ひとつでもパフォーマンスに影響が出るという「スポーツと水」にまつわる知識のレクチャーも受け、同社の電解水素水の提供も受けた。
伊藤さんは元トップ選手の立場として「走りの限らず、運動において水分補給は障害予防のためにもパフォーマンスのためにも大事。水にも機能、種類があるという知識を深めるきっかけになれば」と語った。
さらに「パフォーマンスを上げたいとなると、ウェア、シューズなど競技に直結するところを考えがち。ただ、パフォーマンスは運動と休養と栄養の3つの要素からなる。こうした知識を得ることで、いろんな角度からものを見ていく意識も高まる」と意義を感じた。
体を動かすだけではなく、学びを得ることもできたひととき。
遠藤さんは「仕事などでは自分の力だけではどうしようもないこともありますが、マラソンは自分の決めたタイムに自分の努力次第で近づいていく。大人になっても目指せる目標があることはとても大切なこと」と走ることの魅力を説いた。
5月23日にはランニングコーチの森川千明さんを講師に迎え、同じく舎人公園陸上競技でイベントを開催予定。ランニングブームの高まりとともに「もっと速く」の需要に応える試みは、さらに熱は高まりそうだ。
(THE ANSWER編集部)