井上尚弥、米国も待ち望む再上陸 勝負の2018年に「モンスター」に課せられた使命
HBOにとっても「モンスター」のキャスティングは大切な課題
「Superfly2の出場について、井上サイドと話はしています。まだ発表できませんが、年末に日本で防衛戦をこなした上で、2月にアメリカで試合をするのは問題ないと思っています。今後も、井上陣営、ミスター・ホンダ(プロモーターを務める帝拳ジムの本田明彦会長)と話し合いを続けることになるでしょう」
このネルソン氏はHBOで中継するカードの最終決定権を持ち、ゴンサレス、ミドル級のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)といった外国人選手の試合放送を決断した人物でもある。その口調からは、井上に対する高い評価と期待感が伝わってくる。
ゴンサレスの2月復帰が難しそうな現状で、井上も不在となれば、Superfly2の盛り下がりは否めない。贔屓目抜きに、日本の「The Monster」を間に合わせることはHBOにとっても大切な課題だ。
特に、現地時間18日のジェイミー・コンラン(英国)との防衛戦で強さを見せたアンカハスと井上の統一戦が実現することがあれば、シーサケット対エストラーダ以上の注目ファイトになる。アンカハスが難しいとしても、井上の相手には相応の選手が起用されるはずだ。2月23日のアンダーカードの方向性は遠からず明らかになる模様で、その中身に注目が集まる。