井上尚弥、米国も待ち望む再上陸 勝負の2018年に「モンスター」に課せられた使命
世界のボクシングファンから注目を集めるWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)にとって、2017年は収穫の多い年になった。9月に待望の米国デビューを果たし、アントニオ・ニエベス(米国)に6回TKO勝ち。東洋の“The Monster”がついにベールを脱ぎ、米国再上陸も望まれている。12月30日に横浜文化体育館で行われるヨアン・ボワイヨ(フランス)との7度目の防衛戦をクリアすれば、再び米国行きの話が具体化しそうだ。
年末に7度目の防衛戦決定、来年2月に開催される「Superfly2」への参戦の行方は…
世界のボクシングファンから注目を集めるWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)にとって、2017年は収穫の多い年になった。9月に待望の米国デビューを果たし、アントニオ・ニエベス(米国)に6回TKO勝ち。東洋の“The Monster”がついにベールを脱ぎ、米国再上陸も望まれている。12月30日に横浜文化体育館で行われるヨアン・ボワイヨ(フランス)との7度目の防衛戦をクリアすれば、再び米国行きの話が具体化しそうだ。
タイミング良く、現在のスーパーフライ級には魅力的な猛者が集まっている。この階級に注目した米ケーブルテレビ局「HBO」は、昨年9月に放送して好評を博した「Superfly」のシリーズ化を計画。来年2月24日には第2弾開催を目論んでいるとされる。
「Superfly2」のメインは、4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に連勝したWBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)とファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)の指名試合。その他、WBA同級王者カリド・ヤファイ(英国)、IBF王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)、元WBC王者カルロス・クアドラス(メキシコ)など、豪華メンバーの出場が検討されている。
気になるのは、第1弾で強烈なインパクトを残した井上の参戦の行方だ。12月30日に試合を消化し、さらに2月下旬に間に合わせるとなれば、体調作り、プロモーションの両面で少々厳しいスケジュールを強いられる。しかし、この日程面についてHBOスポーツ部のトップエグゼクティブ、ピーター・ネルソン氏に聞くと、”心配していない“という論調だった。