谷田成吾の野球note「コロナと闘った2020シーズン 正念場にいる独立リーグの今」
意識したのは「球団として今できることは何か」
新型コロナウイルスの影響で試合やイベントができない期間中も、徳島インディゴソックスでは「プロスポーツとして今できること。やるべきこと」を意識し、活動を行ってきました。
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「手洗いうがい啓発動画」の作成・拡散のほか、試合がなくともファンの皆さんとの交流の場として「オンライン乾杯チャレンジ」、活動自粛中の野球少年に向けた「オンライン野球教室」、おうち時間の増加による運動不足を解消するための「自宅でできるトレーニング動画」の作成など、市や県などの行政機関と連携し、スポーツチームとしてオンラインの側面から地域に貢献する活動にチャレンジしました。
徳島インディゴソックスなどの地域スポーツチームは、地元に多くのフォロワーを抱えているため、たとえ数十万人というフォロワーがいなくても、地域に対する影響力はとても大きいです。
選手も、NPBの一流選手ほどの影響力はないにしても、地元のスポーツ選手として一定の発信力があります。特に徳島インディゴソックスのファンの皆さんはしっかりと見てくれているので、選手には身近な人々を守れるように発信していって欲しいと伝え、実践してくれました。
特に、友居京太郎主将はコロナ禍の「おうち時間にグラブを磨こう」という投稿で自分の道具を磨く動画を紹介。最近ではメンバーシップと呼ばれるYouTubeの有料会員コミュニティで、試合後の食事風景や愛猫とのツーショットなどを撮影し、ファンの間ではその姿が「尊い」と話題となりました。自ら動き、ファンを獲得する素晴らしい動きだなと感じています。
また、新型コロナウイルスとの付き合い方も新たなフェーズに突入してきたと思っています。NPBの観客動員上限数も5000人から球場収容人数50%(2万人前後)に引き上げられ、これからは収容人数に合わせた感染対策の上、“正しく恐れていくこと”が重要となります。
徳島インディゴソックスもしっかりと対策を行った上で、9月には前巨人監督の高橋由伸さん、お笑いコンビ・TIMのレッド吉田さんをお招きしたスペシャルシリーズを開催しました。