【#キミとONETEAM】「新しいことへの挑戦は、夢をかなえるための準備」―7人制リオオリンピック代表・豊島翔平
「いまだからこそできることにチャレンジしてほしい」
いまの状況は誰も経験したことがありません。子どもたちは学校に行けなかったり、公園で遊ぶ時間も決められたりしていますが、いまだからこそできることにチャレンジしてほしいと思います。いろんなものに興味を持って、チャレンジしてみれば今後に役立つと思います。挑戦することも、夢をかなえるための準備につながるはずです。
僕はリオオリンピックが終わった後から、いまのチームである東芝でのラグビーに全てをかけるという思いでプレーをしています。もちろん、7人制は大好きなのは変わりありませんし、ずっとやりたいと思っています。ただ、このチームで優勝するために東芝に入りました。ラグビーもあと何年できるかわからない中で、1番求めてきた東芝の優勝のためにまずは頑張るつもりです。
去年は、多くの子どもたちが日本代表のジャージを着ているのを見て、微笑ましく思っていました。コロナでこういう状況になってしまいましたが、ラグビーをもう一度思い出してほしいというか、今後もトップリーグ、オリンピックの7人制を応援してもらって、ラグビーに「興味をもつ」から一段階上の「好きになる」になってもらったらすごくうれしいです。
【#きょうのトライ「いままでやったことのないことを、何かやってみよう」】
いままでやったことがないことに踏み出す一歩を持って、なんでもいいので1つやり始めてもらえたらいいかなと思います。僕自身も、妻の手伝いや料理にチャレンジしたりしています。娘の沐浴(もくよく、赤ちゃんのお風呂)をやってみて、難しさを感じました。新しい発見がありますよ。
■豊島 翔平(とよしま・しょうへい)
1989年1月9日、東京都出身。175センチ、87キロ。東海大相模高(神奈川)から東海大に進学。2009年の大学選手権準優勝に貢献するなど、同級生のリーチ マイケル、木津武士、三上正貴らとともに活躍。卒業後の11年に東芝ブレイブルーパス入団。16年のリオデジャネイロオリンピックでは7人制ラグビー日本代表として、ニュージーランド、フランスなどの強豪を破っての4強入りに貢献。ポジションはフルバック。
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)