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【#キミとONETEAM】「新しいことへの挑戦は、夢をかなえるための準備」―7人制リオオリンピック代表・豊島翔平

新型コロナウイルスの感染拡大により、昨秋のワールドカップ(W杯)で空前のブームが巻き起こったラグビー界も大きな影響を受けた。1月に開幕したトップリーグがシーズン途中で中止。1試合の観客最多動員を記録する試合も生まれるなど、W杯から続いていた盛り上がりが予期せぬ形で途絶えてしまった。

東芝ブレイブルーパスの豊島翔平さん【写真:Yuka SHIGA】
東芝ブレイブルーパスの豊島翔平さん【写真:Yuka SHIGA】

子どもたちともう一度「ONE TEAM」に―「ラグビー選手から午前9時のメッセージ」第27回

 新型コロナウイルスの感染拡大により、昨秋のワールドカップ(W杯)で空前のブームが巻き起こったラグビー界も大きな影響を受けた。1月に開幕したトップリーグがシーズン途中で中止。1試合の観客最多動員を記録する試合も生まれるなど、W杯から続いていた盛り上がりが予期せぬ形で途絶えてしまった。

【注目】現役、OB、指導者ら豪華メンバーが連日登場 ラグビー連載「#キミとONETEAM」全一覧はこちらから

 もっとプレーを見せたかった選手、プレーを見たかった子どもたち。距離が遠くなってしまったいま、「THE ANSWER」はラグビー界がもう一度、子どもたちと一つになれることを願って、「#キミとONE TEAM」と題した連載をお届けしている。

 元日本代表主将の菊谷崇さんと廣瀬俊朗さんが発起人となり、多くの現役、OB、指導者らが賛同。いま抱えている思いとともに、全国の子どもたちに向けたメッセージを送る。また、記事は連日午前9時に配信。「#きょうのトライ」として、学校が休校となっている子どもたちにきょう1日を使い、やってほしいことを提案する。

 第27回は、トップリーグ・東芝ブレイブルーパスのFB豊島翔平さんだ。トップリーグで活躍するだけではなく、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは7人制ラグビー日本代表として、1次リーグで優勝候補ニュージーランドを破るなど4位入賞に貢献した。

 ◇ ◇ ◇

 昨年、とても盛り上がったラグビーW杯。僕自身もすごく楽しんでいた1人でした。大学の同級生で、東芝ブレイブルーパスでもチームメートのリーチ マイケル選手や、同年代の山中亮平選手、レメキ ロマノ選手などを応援しながら楽しんでいました。リーチ、リーチと言いたくはないけれど(笑)。同期として誇らしくて。決勝戦で優勝カップの授与式に出席したリーチ選手を見て、同期として誇らしく、尊敬するなと思いながら眺めていました。

 東芝からは、リーチ選手と徳永選手がW杯に出場しました。東芝でキャプテンをしている徳永選手に関しては、W杯ですごく成長したなと思っています。ラグビーに取り組む姿勢は元々よかったのですが、さらに物事を考えたり、チームを見る角度がすごく変わったような印象があります。発言もすごく増えて、リーダーらしさが増し、いいキャプテンになっていると思います。

 トップリーグの開幕戦は試合会場に着く前から「今日はたくさんお客さんが来るんだろうな」と思っていました。試合の朝はコーヒーを飲んで散歩して、試合の準備をするというルーティンがあるんですが、ニュースなどでチケットが完売したなど情報を聞いていましたし、僕自身、人がたくさんいるところでの試合の方が好きなので、「人が入れば入るだけ自分も盛り上がってやれる」と、コーヒー飲みながらすごくワクワクしていたことを覚えていますね。

 今回の新型コロナウイルスのことは、状況が状況なので仕方ないと思うし、誰も責められるものではありません。いまは、チームのジムやグラウンドが使用できない状況です。僕は家で腹筋や腕立てをしたり、人が少ない時の公園を狙ってTRXという器具をつかったトレーニング、マスクをつけてのジョギングなどをして体を鍛えています。

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