【#キミとONETEAM】「引きずらず先を見て。ラグビーも“次にどうするか”が大切です」―日野・堀江恭佑
改めて考えるスポーツの価値「再開しても、近くで見てもらえるように」
僕たちもいま、なかなかラグビーがしたくてもできない中にありますが、できるようになった時にはラグビーを楽しんでやりたいと思っています。ファンの皆さんにも見て楽しんでほしいですが、僕らも真剣に思い切り楽しんでいるようなプレーをしたいと思っています。
試合にお客さんがあれだけ来てくれたら、改めて「ありがとう」と感じます。トップリーグでは、地方でも試合が予定されていましたが、中止になってしまいました。中にはラグビーを見られる数少ないチャンスがなくなってしまった方もいると思いますし、SNSなどを見ていると、楽しみにしてくれていた人がいっぱいいたんだなと改めて感じました。申し訳なさもあるし、感謝したいという思いですね。
いまはスポーツの価値というか、そういうものを考えさせられると思っています。試合を実際に見て、楽しんでくれる人がたくさんいる。いまのこの状況で、スポーツはどういう価値を生み出せるかとかを考えたりしますね。最近だと、いろんな選手たちのトレーニング動画だったり、食事だったり、普段の生活だったりを、ファンの人たちと直接見てもらえる機会も増えました。それをきっかけにファンの人と触れ合えるようにもなっています。外でラグビーが再開しても、距離感は変わらず、近くで見てもらえるようにやっていくことが大切だと思います。
【#きょうのトライ「何か新しいことに挑戦してみよう」】
こういう時期だからこそ、新しいことに挑戦してみましょう。例えば、普段からやっている子もいると思いますが、お母さんやお父さんのお手伝いをする。何か手伝えることはないか聞いてやるといいと思います。ほかには、ラグビーの選手やチームの動画を探して、トレーニングなどに挑戦してみてください。
■堀江 恭佑(ほりえ・きょうすけ)
1990年7月11日、東京都出身。183センチ、103キロ。中学3年時に小平ラグビースクールで競技を始め、東京高では全国高校ラグビー選手権(花園)に2度出場。卒業後は明大へ進学し、13年にヤマハ発動機入団。1年目からリーグ新人賞とベストフィフティーンに輝くなど活躍し、17年からは主将を務めた。19年に日野に移籍。15年のW杯アジア地区最終予選(アジア5か国対抗戦)フィリピン戦で日本代表初キャップを獲得。日本代表キャップ数3のほか、7人制ラグビーの代表経験もある。ポジションはナンバーエイト。
(次回はサンウルブズ・木村貴大さんが登場)
(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)