クラファン3日で1000万超え 協会が感じた“ラクロスの底力”「絆はここまで強いか」
ラクロスの魅力の1つは「人」 安西氏「ラクロスに育てられ、今の自分がある」
ラクロスというスポーツを次の世代に繋げていきたい――。そう安西氏が強く思うのは、「僕の人格を作ってくれたラクロスに恩返ししたい」と感じているからだ。
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「僕は、ラクロスの魅力の1つは『人』だと思っています。大学に入ってくる時に今までと違うことをやろうという選択をした人たちなので、基本的には先進的だったり、変化を好んだり、挑戦を好む人が多い。大学でのチーム運営も学生主体で行われ、メンタルコーチが必要だから探してみようとか、こういうトレーナーに頼んでみようとか、いろいろなことに取り組む環境があるんです。与えられたことを頑張るのではなく、自分たちで考えられる集団だと思うんですよね。
僕自身そういった環境に育てられたという思いがあるんですが、今回クラウドファンディングをやってみて、ラクロス出身者の多くが同じ思いを持っているんだということが分かりました。ラクロスに育てられ、今の自分があると思っている方が多いんだなと。こういう魅力を1人でも多くの人に知ってほしい。その思いだけです。もちろん今の状況では、『スポーツどころじゃない』と感じる方も多いと思うので、まずは身の安全と健康を最優先で考えていただきたいです。でもやっぱりスポーツは僕たちの人生にとって大きな意味のあるものだと思うので、今この状況でもできることを、少しづつ積み重ねていきたいです」
今後は大学生だけに限らず、小学生や中学生などのジュニア世代にもラクロスを知ってもらう活動にも取り組んでいきたいという。
「カレッジスポーツという特色が変われば、ラクロスの日本での存在感や見方も少しずつ変わっていくんだろうと思います」
ラクロスの魅力を未来へ繋ぐために、コミュニティーが一丸となって動いている。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)