「プロ意識」と「愛されキャラ」― 八村塁の番記者が驚いたルーキーらしからぬ素顔
不調が続かない、ルーキーらしからぬ安定感
八村がチームメイトから愛されている理由は、“愛されキャラ”であること以外に、何よりも結果を出しているからだろう。
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ルーキーイヤーから41試合に先発出場し、1試合平均29.7分の出場で13.4得点、6リバウンドを記録。大方の予想を上回る活躍を見せ、昨年12月1日に行われたクリッパーズ戦ではキャリアハイの30得点も記録した。
ブルックスHCが八村について語るときによく出てくるのが、「安定感」というコメントだ。ルーキーであれば悪い試合をした後、すぐに立ち直るのは難しい。しかし八村は悪いパフォーマンスを引きずることが少ない。実際に数字で見ても、1桁得点に終わった試合が連続して続いたのは3試合が最長だ。
八村自身も、試合後の囲み取材で「次の試合に向けて切り替えること」の重要性に触れることは多い。自身のパフォーマンスに一喜一憂せず、毎試合コツコツ取り組む姿勢が、ここまでの結果をもたらしているのだろう。
今季NBAがこのまま終了するのか、再開されるかについての見通しはまだ立っていない。いずれにせよ、再び八村がコートに立った際には、さらに成長した姿を見せてくれることだろう。
(THE ANSWER編集部・土屋 一平 / Ippei Tsuchiya)