指導論の記事一覧
-
大学駅伝の名門「中央大が終わってしまう」 藤原正和監督、就任1年目に大改革の意図
2022.12.28今年度の大学駅伝シーズンも佳境を迎え、毎年1月2日と3日に行われる正月の風物詩、箱根駅伝の開催が近づいている。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝で2冠を達成した駒澤大を止めるのはどこか――。「THE ANSWER」では、勢いに乗る“ダークホース校”の監督に注目。今回は箱根駅伝で歴代最多の総合優勝14回を誇る名門・中央大学で、就任7年目を迎えた藤原正和監督だ。前回大会で総合6位に入り、10年ぶりのシード権を獲得したが、近年低迷していたチームをどのように立て直してきたのか。第1回では2016年の就任とともに様々な改革を断行した、激動の監督1年目を振り返った。(取材・文=佐藤 俊)
-
留学生ワンジルの「1区はない」 大東大監督が断言、箱根駅伝シード権獲得へ描く戦略
2022.12.27今年度の大学駅伝シーズンも佳境を迎え、毎年1月2日と3日に行われる正月の風物詩、箱根駅伝の開催が近づいている。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝で2冠を達成した駒澤大を止めるのはどこか――。「THE ANSWER」では、勢いに乗る“ダークホース校”の監督に注目。今回は10月の予選会を首位通過し、4年ぶりに箱根路を走る大東文化大の真名子圭監督だ。今年4月に母校の指揮官に就任し、わずか半年で復活を印象づける成果を収めているが、5年ぶりに出場した11月の全日本大学駅伝では14位に終わった。ここから箱根駅伝へ、どのようにチームを仕上げていくのか。勝負の時に向けたビジョンを聞いた。(取材・文=佐藤 俊)
-
駅伝は「いい子ちゃん」ではダメ 大東大監督、全日本14位で選手に伝えた箱根への覚悟
2022.12.25今年度の大学駅伝シーズンも佳境を迎え、毎年1月2日と3日に行われる正月の風物詩、箱根駅伝の開催が近づいている。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝で2冠を達成した駒澤大を止めるのはどこか――。「THE ANSWER」では、勢いに乗る“ダークホース校”の監督に注目。今回は10月の予選会を首位通過し、4年ぶりに箱根路を走る大東文化大の真名子圭監督だ。今年4月に低迷していた母校の指揮官に就任すると、5年ぶりに全日本大学駅伝の関東予選を突破。11月に本大会に臨んだものの、結果は14位と振るわなかった。大東文化大として、久しぶりに襷を繋いだ全国の舞台で感じたこととは――。(取材・文=佐藤 俊)
-
「MARCHとは土台が違う」 大学駅伝スカウト事情、大東大監督が大切にすることは?
2022.12.24今年度の大学駅伝シーズンも佳境を迎え、毎年1月2日と3日に行われる正月の風物詩、箱根駅伝の開催が近づいている。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝で2冠を達成した駒澤大を止めるのはどこか――。「THE ANSWER」では、勢いに乗る“ダークホース校”の監督に注目。10月の予選会を首位通過し4年ぶりに箱根路を走る大東文化大の真名子圭監督は、今年4月に母校の指揮官に就任するとチーム改革に着手し、6月の全日本大学駅伝の関東予選通過に続き短期間で結果に結びついた。“新生”大東大の第一歩を踏み出すシーズンとなっているが、この流れを加速させるために重要なのが来年度以降の選手の獲得だ。大学駅伝で年々激しさを増している、新入生のスカウト事情について明かした。(取材・文=佐藤 俊)
-
箱根駅伝予選を1位通過、大東大“復活”の背景 真名子圭監督が選手に求め続けた意識改革
2022.12.23今年度の大学駅伝シーズンも佳境を迎え、毎年1月2日と3日に行われる正月の風物詩、箱根駅伝の開催が近づいている。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝で2冠を達成した駒澤大を止めるのはどこか――。「THE ANSWER」では、勢いに乗る“ダークホース校”の監督に注目。10月の予選会を首位通過し4年ぶりに箱根路を走る大東文化大の真名子圭監督は、今年4月に母校の指揮官に就任するとチーム改革に着手し、それが短期間で結果に結びついた。そこにはどのような指導法があったのか。選手の練習に対する姿勢の変え方やグループ分けをする狙いなどについて明かした。(取材・文=佐藤 俊)
-
箱根駅伝に4年ぶり出場、大東大を変えた6か月 真名子圭監督が重視した「その場の5秒」
2022.12.21今年度の大学駅伝シーズンも佳境を迎え、毎年1月2日と3日に行われる正月の風物詩、箱根駅伝の開催が近づいている。10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝で2冠を達成した駒澤大を止めるのはどこか――。「THE ANSWER」では、勢いに乗る“ダークホース校”の監督に注目。今回は10月の予選会を首位通過し、4年ぶりに箱根路を走る大東文化大の真名子圭監督だ。今年4月に母校の指揮官に就任すると、全日本大学駅伝に続き箱根駅伝も予選を突破。指揮官は、いかにしてチームを短期間で変えたのか。第1回では指導する上で大切にしていることや、高校生と大学生に接する際の違いについて語った。(取材・文=佐藤 俊)
-
世界で通用する選手とは? G大阪アカデミーが取り組む「人としての成長」への投資
2022.12.19サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で、日本代表は強豪のドイツとスペインから大金星を挙げ、“死の組”と呼ばれたグループリーグを突破し世界を驚かせた。史上初のベスト8進出こそ逃したものの、日本サッカーの着実な成長を導いた根底にあるのが育成年代の充実だろう。その筆頭と言える存在であるガンバ大阪の下部組織で、スカウトとして多くの才能を発掘し、アカデミー本部長も務めた二宮博氏を、ドイツで20年以上にわたって育成年代の選手を指導する中野吉之伴氏が取材。プロクラブとして選手を育成する上で大切な視点について話を聞いた。(取材・文=中野 吉之伴)
-
鎌田大地の“エリートではない”強さ 元スカウトが証言、豊かな人間性を育んだ父の教え
2022.12.16サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で、日本代表は強豪のドイツとスペインから大金星を挙げ、“死の組”と呼ばれたグループリーグを突破し世界を驚かせた。史上初のベスト8進出こそ逃したものの、Jリーグ発足から30年、日本サッカーの着実な成長を導いた根底にあるのが育成年代の充実だろう。その筆頭と呼べるガンバ大阪の下部組織で、スカウトとして多くの才能を発掘し、アカデミー本部長も務めた二宮博氏を、ドイツで20年以上にわたって育成年代の選手を指導する中野吉之伴氏が取材。G大阪ジュニアユース出身の鎌田大地は、様々な挫折を経験しながらプロサッカー選手となり、日本代表の一員としてカタールW杯のピッチに立ったが、その成長の陰には父の教えがあった。(取材・文=中野 吉之伴)
-
鎌田大地は中学時代に苦しんだ 身長25cmアップ、元スカウトが見た才能“開花”前の葛藤
2022.12.13サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)で、日本代表は強豪のドイツとスペインから大金星を挙げ、“死の組”と呼ばれたグループリーグを突破し世界を驚かせた。史上初のベスト8進出こそ逃したものの、日本サッカーの着実な成長を感じさせる大会となったが、その躍進を導いた根底にあるのが育成年代の充実だろう。Jリーグ創設から30年が経ち、全国の様々なチームから日本を代表するタレントが輩出されてきたが、その筆頭と言える存在がガンバ大阪の下部組織だ。数々の才能を発掘してきた元スカウトでアカデミー本部長も務めた二宮博氏を、ドイツで20年以上にわたって育成年代の選手を指導する中野吉之伴氏が取材。第1回ではG大阪ジュニアユース出身の鎌田大地に見る、選手の成長スピードの違いについて語った。(取材・文=中野 吉之伴)
-
酒井高徳と議論「長く活躍できる選手を育てる」 日本からドイツに渡って受けた衝撃とは
2022.11.27サッカーJリーグ・ヴィッセル神戸所属の酒井高徳選手が、7月11日に開催されたオンラインイベント「TORCH Live Meeting」に登場した。テーマは「『チーム高徳』と議論する 長く活躍できる選手を育てる」。10年以上前から酒井選手をサポートする大塚慶輔氏とともに、長く活躍する選手はどこが違うか、育成年代にどんな準備を行っておくべきか、酒井選手の研ぎ澄まされたセルフコンディショニング意識はどう培われたのか……などを題材に、視聴者からの質疑も交えて行われた。今回はその内容をお伝えする。(文=河津 万有美)
-
「勉強しなさい」だけでは逆効果? ドイツ育成年代で重視、子供の成長促す“3つの柱”
2022.10.26ドイツサッカー連盟公認A級ライセンスを持ち、20年以上にわたって現地で育成年代の選手を指導してきた中野吉之伴氏が、「THE ANSWER」に寄稿する不定期連載「サッカーと子育て論」。ドイツで子供たちを日々指導するからこそ見える、日本のスポーツ文化や育成年代の環境、子育てに対する考え方の違いなどについて迫る。今回は、サッカーと学校生活とのバランスについて。子供たちにとって勉強が大事であることは言うまでもないが、ドイツの育成指導者はそれぞれの個性を尊重しながら、バランスの取れたアプローチこそが成長を促すとの助言を行っているという。
-
創設10年でJリーグ下部組織に匹敵 “LAVIDA→昌平高校”で実現する6年間の選手育成
2022.10.17埼玉・昌平高校サッカー部は、2007年に藤島崇之監督が着任して10年あまりで全国区の強豪に上り詰めた。17年から6年続けてプロ選手を輩出し、来季も2人のJリーグクラブへの加入が内定。15人もの有能な指導スタッフを抱える恵まれた環境面に加え、中学生年代のクラブチームと連携したことが、強豪への道を加速させたのは間違いない。それが、国内でも指折りの育成クラブとなったFC LAVIDA(ラヴィーダ)だ。昌平のコーチ陣が指導にあたる、その活動に迫った。(取材・文=河野 正)
-
高校の部活指導で感じた“モヤモヤ” 元Jリーガー森山泰行、53歳で学ぶ選手主体の理論
2022.10.13Jリーグ初期に名古屋グランパスFWで「スーパーサブ」として活躍した森山泰行氏が9月、「ボトムアップ理論」のエキスパートコーチ(上級ライセンス)の資格を取得した。自主性や自立を重んじ、学校の部活動指導だけでなく企業などでも注目されている理論だ。「なんかずっとモヤモヤしていたんですよ」という、その霧を払うきっかけにしたいと、53歳の今、学んでいる。(取材・文=松本 行弘)
-
中学時代の柴崎岳を指導 就任16年で“20冠”、昌平高校を変えた藤島崇之監督の育成論
2022.10.12第101回全国高校サッカー選手権埼玉大会が10月9日に開幕し、優勝候補筆頭の昌平高校は22日の3回戦から登場する。ここ10年ほどで埼玉県をリードする存在となり、全国有数の強豪に成長した進境著しいチームである。2017年に初のJリーガーが誕生すると、これまで6年続けて14人のプロ選手を輩出し、来季も2人のJリーグ入りが内定。FC東京へ加入予定のMF荒井悠汰は、JFA・Jリーグ特別指定選手として、すでに今季のルヴァンカップ予選リーグ3試合に出場した。強さと次々にニューカマーを生み出す背景を探る。(取材・文=河野 正)
-
日本スポーツ界で根強い“勝利至上主義” 育成年代で後を絶たない理不尽な指導の根底
2022.09.29ドイツサッカー連盟公認A級ライセンスを持ち、20年以上にわたって現地で育成年代の選手を指導してきた中野吉之伴氏が、「THE ANSWER」に寄稿する不定期連載「サッカーと子育て論」。ドイツで子供たちを日々指導するからこそ見える、日本のスポーツ文化や育成年代の環境、子育てに対する考え方の違いなどについて迫る。今回は、日本のスポーツ界における「勝利至上主義」について、ドイツから見て感じる思いを綴った。
-
55年ぶり箱根駅伝出場のカギは? 全日本予選“2分差”逆転へ、立教大監督が求める覚悟
2022.09.14選手1人ひとりの才能を見抜き、個を伸ばしていく陸上指導者の、独自の育成理論やトレーニング法に迫るインタビュー連載。就任4年目を迎えた上野裕一郎監督に率いられた立教大学陸上部の男子駅伝チームは、6月の全日本大学駅伝・関東予選会で約2分及ばず、本戦出場権を逃した。1968年以来55年ぶりの箱根駅伝出場を目指すなか、10月の予選会に向けた展望を聞いた。(取材・文=佐藤 俊)
-
箱根駅伝“常連校”との差とは? 立教大の“現役ランナー”監督が抱く、個を伸ばす難しさ
2022.09.09選手1人ひとりの才能を見抜き、個を伸ばしていく陸上指導者の、独自の育成理論やトレーニング法に迫るインタビュー連載。近年多くの大学が力を入れる駅伝で、新入生のスカウトは年々激しさを増している。1968年以来の箱根駅伝出場を目指す立教大学は、就任4年目を迎えた“ランナー兼指導者”の37歳・上野裕一郎監督の下で、どのような強化を進めているのか。現役ランナーの視点を持ちながら選手を指導する上野監督に話を聞いた。(取材・文=佐藤 俊)
-
“日本一速い”上野裕一郎監督が並走 箱根駅伝を狙う立教大、選手の成長促す異色指導
2022.09.04選手1人ひとりの才能を見抜き、個を伸ばしていく陸上指導者の、独自の育成理論やトレーニング法に迫るインタビュー連載。立教大学陸上競技部の男子駅伝チームを率いる37歳の上野裕一郎監督は、就任4年目を迎えた。今も現役を続けており、“ランナー兼指導者”として選手の指導にあたっている。「日本一速い監督」とも言われ、練習だけでなく記録会でも選手と並走。自身の背中を追わせる異色のスタイルで、1968年以来55年ぶりの箱根駅伝出場を目指す指導法について話を聞いた。(取材・文=佐藤 俊)