「東京五輪の星」東大付・牧野紘子、「挑戦の17歳」を400個メ3連覇締め
「挑戦の1年」だった17歳イヤー「足りない部分あった。18歳はしっかり目標達成を」
7月の世界選手権に200メートルバタフライで出場。世界のトップレベルで大きな経験を積んだ分、反動も大きかった。帰国後は疲れが出て1週間は満足に練習できず。それでも「世界選手権の種目だったのでプライドを持って泳いだ」という200メートルバラフライに続く今大会2冠を達成。世界で戦ってきた実力をインターハイで発揮した。
20日に18歳の誕生日を迎える。17歳については「挑戦の1年だった」と振り返った。200メートルバラフライに本格的に挑み、世界選手権に出場。400メートル個人メドレーでも高校新記録を出し、飛躍を遂げた。
「いろんな人に支えられて挑戦できた。ただ、世界選手権でも決勝に残れず、足りない部分があったと思う。18歳は目標をしっかりと達成できるようにしていきたい」
同じ年にはライバル・長谷川涼香(3年=東京・淑徳巣鴨)がいて、1歳下には池江璃花子(2年=東京・淑徳巣鴨)、今井月(2年=愛知・豊川)ら、「東京五輪の星」として飛躍が期待され、将来性のある選手が揃っている。牧野も、その一人だ。「挑戦の1年」で掴んだ収穫と課題を胸に、さらなる高みを目指し、チャレンジをし続ける。
◇インハイ競泳、熱戦中 水泳の競泳は17日に開幕し、4日に渡って熱戦が繰り広げられる。男女計32レースで行われ、総合優勝も争う。最終日は20日。なお、今大会は全国高体連公式インターハイ応援サイト「インハイTV」を展開。全30競技の全試合をライブ配信し、インターネット上で観戦、応援が可能となった。また、映像はYoutube公式チャンネルで試合終了後でもさかのぼって視聴でき、熱戦を振り返ることができる。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer