神村学園、4発快勝 J注目の高橋大悟が出色の活躍、夢は屋久島出身者初の日本代表
全国高校総体(インターハイ)の男子サッカーが29日に宮城県で開幕。1回戦で神村学園(鹿児島)が済美(愛媛)を4-1で下し、2回戦に駒を進めた。出色の活躍を見せたのは、屋久島出身のMF高橋大悟(3年)だ。
平野貴也●写真 photo by Takaya Hirano
インターハイ1回戦、キャプテンの活躍で済美を退け、まずは全国1勝
俺は、屋久島出身者初の日本代表になる――。
全国高校総体(インターハイ)の男子サッカーが29日に宮城県で開幕。1回戦で神村学園(鹿児島)が済美(愛媛)を4-1で下し、2回戦に駒を進めた。
出色の活躍を見せたのは、屋久島出身のMF高橋大悟(3年)だ。
丁寧なラストパスでMF原田啓史(3年)の先制点をアシストすると、FWがポストプレーで前線に残したボールに左足を一閃してチームの2点目を奪取。さらに、後半に左からのグラウンダーのパスを中央でスルーしてMF中上黎士(3年)のゴールを演出すれば、1点を返されて迎えた試合終了間際には、ドリブルでGKを釣り出して技ありのループシュートでネットを揺らし、全4得点に絡んで見せた。
キャプテンの高橋は、身長163センチと小柄ながら卓越した技術と得点感覚を持ち、1年次から活躍してきた。しかし、これまで全国大会には縁がなく「本当に、やっと(全国)という想いで、今まで悔しい想いをしてきて、やっと、この舞台に立ってのゴールなので、すごく嬉しかったです。(自分の力を)全国で少しは見せられたんじゃないかと思います」と、まずは初めての全国大会での活躍を喜んだ。