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「負けて甲子園に行きたくなかった」 吉田輝星を追う進学校・水戸一の絶対エース小川永惺の覚悟

1月26日に行われた第96回センバツ高校野球(3月18日開幕・甲子園)の出場校発表。全国32校に春が訪れた一方、無念を味わい、夏に雪辱を期す選手もいる。21世紀枠の最終候補に残り、「学生野球の父」と呼ばれた飛田穂州氏の母校・水戸一(茨城)は悲願のセンバツ出場を逃したが、エース右腕・小川永惺(ひさと)投手(2年)は「勝てるピッチャーになりたい」と最後の夏へ、さらなる成長を誓った。

最後の夏へ、成長を誓った水戸一のエース小川永惺【写真:山野邊佳穂】
最後の夏へ、成長を誓った水戸一のエース小川永惺【写真:山野邊佳穂】

偏差値70を超える茨城の伝統校「私学に勝つためには今の力では足りない」

 1月26日に行われた第96回センバツ高校野球(3月18日開幕・甲子園)の出場校発表。全国32校に春が訪れた一方、無念を味わい、夏に雪辱を期す選手もいる。21世紀枠の最終候補に残り、「学生野球の父」と呼ばれた飛田穂州氏の母校・水戸一(茨城)は悲願のセンバツ出場を逃したが、エース右腕・小川永惺(ひさと)投手(2年)は「勝てるピッチャーになりたい」と最後の夏へ、さらなる成長を誓った。

「甲子園に出られるチャンスが1つ潰れたのは悔しいけど、自分としては負けて甲子園に行きたくなかった。そこはプラスに捉えるなら選ばれなくて良かったのかなと思っている」。21世紀枠落選の直後でも、偏差値70を超える名門進学校のエースは頼もしかった。

 昨秋の県大会で30イニング無失点を記録するなど4強に導いた。ただ、感じたのは「私学に勝つためには今の力では到底足りない」ということ。現在の最速は141キロ。「春までには最速145キロ、アベレージで140キロ前後が投げられるように」。やり投げ、パルクールなど身体操作系のメニューを取り入れ、球速アップ、体のキレ向上に取り組んでいる。

 入学からまもなく2年。水戸一に入って成長できたポイントに「人間性」を挙げる。「これまでは三振を取ったら楽しさを感じていて、チームのためにとかは思っていなかった」。そんな幼い考えを変えてくれたのが木村優介監督ら教員たちだった。

「すごく自分勝手だったので、その時に周りの人からの見られ方について言われて。自分がどう見られているんだろうって毎日意識していたら人間的に成長できて、今まで見つけられなかったことが見つけられるようになった」

 三振を取ることに喜びを感じていたかつての自分はもういない。「信頼されて周りから評価される選手になりたい」。投手リーダーを任されるまでに成長し、投球だけでなく、人としても飛び抜ける存在になれるよう努力している。

 憧れは2018年に夏の甲子園で準優勝し、金足農(秋田)のエースとして名を馳せた吉田輝星(現オリックス)。「いいピッチャーが試合に勝てるとは限らない。勝てるピッチャーになりたい」。残されたチャンスは夏だけ。1954年以来70年ぶりの聖地へ、成長した背番号1は水戸一を背負う覚悟ができている。

(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)

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