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名トレーナー招聘で肉体改造 怪我人激減の九国大付、インハイ16強超えへ確かな自信

徳島で行われる全国高校総体(インターハイ)の男子サッカーは、24日の1回戦で戦いの幕が切って落とされる。8大会ぶり2度目の出場となった九州国際大付(福岡)は、関東一高(東京)と対戦。先日レアル・ソシエダへの移籍が決まった日本代表MF久保建英の恩師を招聘して取り組んだ肉体改造を武器に、初の頂点を目指す。

九州国際大付の指導をする木場克己氏【写真:木場克己氏提供】
九州国際大付の指導をする木場克己氏【写真:木場克己氏提供】

激戦の福岡制し高校総体に8大会ぶりの出場、木場克己氏の指導で体幹を強化

 徳島で行われる全国高校総体(インターハイ)の男子サッカーは、24日の1回戦で戦いの幕が切って落とされる。8大会ぶり2度目の出場となった九州国際大付(福岡)は、関東一高(東京)と対戦。先日レアル・ソシエダへの移籍が決まった日本代表MF久保建英の恩師を招聘して取り組んだ肉体改造を武器に、初の頂点を目指す。

 名門校ひしめく福岡県予選を初めて制覇して、インターハイに駒を進めた九州国際大付。元日本代表FW永井謙佑(名古屋グランパス)ら逸材を輩出してきた強豪だが、これまでの最高成績は2013年度大会のベスト16。就任4年目の江藤謙一監督は、今大会の台風の目となるべく、静かな自信を胸に秘めている。

「このチームには元々真面目な性格の選手が多い。献身性、真面目さが武器。その上で、勝負強さが芽生えてきました。永井のような圧倒的なスピードという武器を持った個性はいませんが、前線にドリブラーや攻撃の起点が育っています。全体的なバランスはチームとして充実していると思います」

 激戦区を勝ち抜いた総合力を武器に挙げた指揮官は、一方で躍進の裏にプロトレーナーの存在があると語る。

「怪我人の多さという部分が以前のチームの課題でした。オフシーズン明けに追い込んだ練習をすると、部員の半分近くの30人が怪我で離脱するということも過去にありました。その部分を解決するために、木場トレーナーに来ていただいています。怪我をしない体作り、怪我をしないような体幹バランスの強化が継続的にできている。その成果で、怪我人は激減しています。学年に1人もいない時期もあります」

 日本代表で活躍する久保やDF長友佑都(FC東京)らトップアスリートのみならず、スペインの名門レアル・マドリードの下部組織で頭角を現す中井卓大ら育成年代の逸材の専属トレーナーも務めている木場克己氏が、九州国際大付でコンディショニング面のアドバイザーを務めている。体幹バランスを強化する独自メソッドを継続してきたことで、部員の捻挫や腰椎分離症などの怪我が減少している手応えが江藤監督にはある。

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