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屈辱の5回14失点コールド負けから5か月 同じ準決勝で日大三・小倉監督が掴んだ手応え

高校野球の春季東京都大会は23日に準決勝(スリーボンドスタジアム八王子)が行われ、日大三は5-6で今春センバツ出場の二松学舎大付にサヨナラ負け。4年ぶりの優勝を目指したが、決勝進出はならなかった。それでも5回コールド負けした秋季東京大会・準決勝から前進。名将・小倉全由監督は試合後、「甲子園に行ったチームとこれだけやれたのはチームにとってもプラス」と語った。

ベンチ前で選手たちに指導をする日大三の小倉全由監督(左)【写真:中戸川知世】
ベンチ前で選手たちに指導をする日大三の小倉全由監督(左)【写真:中戸川知世】

春季高校野球東京大会・準決勝

 高校野球の春季東京都大会は23日に準決勝(スリーボンドスタジアム八王子)が行われ、日大三は5-6で今春センバツ出場の二松学舎大付にサヨナラ負け。4年ぶりの優勝を目指したが、決勝進出はならなかった。それでも5回コールド負けした秋季東京大会・準決勝から前進。名将・小倉全由監督は試合後、「甲子園に行ったチームとこれだけやれたのはチームにとってもプラス」と語った。

 センバツ出場した強敵に一歩及ばなかった。日大三は1点を追う5回2死満塁、4番の朝倉大聖(3年)が「思い切り勝負に行った」の言葉通り、フルカウントから外角高めのボール球を仕留め、左翼席へ逆転のグランドスラム。5-2と一時は3点リードを奪った。しかし、その後は追加点を奪えず、8回に同点打、9回にサヨナラ打を浴び、逆転負けを喫した。

 小倉監督は試合後「ピッチャーがこれだけ頑張っている。もっと打てるチームにしていかないといけないですね」と課題を挙げた。最終回は捕手でスタメン出場していた川崎広翔(3年)が登板。投手陣については「今回は経験で、よく投げたと思う」と労った。

 昨年11月の東京大会準決勝では、センバツ出場した国学院久我山に3-14とまさかの5回コールド負け。夏の甲子園で2度優勝している小倉監督も試合後には「こんなの初めてですね」と衝撃を口にしていた。「投手もダメ、野手もダメ、監督もダメというゲーム。選手が悪いんじゃなく、まずは監督が一番悪い。それこそ皆でゼロからやるぞと」。ひと冬を越して選手は成長。同じ準決勝でセンバツ出場の相手に、今回は接戦に持ち込んだ。

 5か月間で成長したポイントについては「久我山さんの時は野球にならなかった。それがまず野球がやれるようになったところかな」と表現した名将。今大会は準々決勝でも強豪・東海大菅生に3-2で勝利した。「菅生さんにも勝たせてもらって、準決勝で甲子園に行ったチームとこれだけやれたのはチームにとってもプラス」と集大成の夏に向け、手応えを感じていた。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)

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