トラック運転手も経験 「ニッポンの大砲」山本隆弘、部員2人から始まったバレー人生
バレーボール部に熱血指導…世界を驚かせた強烈なスパイクも披露
その後、舞台を体育館に移し、ジャージ姿に着替えて行ったのは、バレーボール部の直接指導だ。
トスの姿勢、ブロックの入り方の基礎から始まり、ゲーム形式の実戦練習まで約2時間にわたり、日の丸戦士の経験、哲学を惜しげもなく伝授。かつて世界を驚かせた強烈なスパイクも披露してみせた。そして、練習の締めくくりには選手たちに向け、さまざまなアドバイスを語りかけた。
「バレーボールは一人じゃできないスポーツ。自分が調子が悪かった時はどうする? そういう時こそ、いつも以上に声を出すこと。周りを盛り立てること。周りが乗ると、周りが自分を盛り立ててくれるから。だから、声を出すことが大事になるんだよ」
チームスポーツにおける精神を説き、最後は全員で記念撮影。日本バレー界を代表する名アタッカーと過ごした一日は、未来ある高校生たちにとって、かけがえのない財産となった。
(THE ANSWER編集部)