五輪女王シェルバコワ、ワリエワ騒動は「確実に影響なかった」 平常心保てた理由とは
北京五輪のフィギュアスケート女子シングルで金メダルを獲得したアンナ・シェルバコワ(ROC)。母国ロシアで、大会を終えた心境を語っている。同国から出場した15歳カミラ・ワリエワのドーピング騒動もあったが「報道にあったことは何も影響しなかった」とも明かしている。ロシア放送局「ロシアトゥデー」が報じている。
金メダル獲得後の心境を母国で明かす
北京五輪のフィギュアスケート女子シングルで金メダルを獲得したアンナ・シェルバコワ(ROC)。母国ロシアで、大会を終えた心境を語っている。同国から出場した15歳カミラ・ワリエワのドーピング騒動もあったが「報道にあったことは何も影響しなかった」とも明かしている。ロシア放送局「ロシアトゥデー」が報じている。
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同局はロシア・フィギュアスケート連盟のインタビューに答えたシェルバコワの言葉を伝えている。北京五輪ではショートプログラム(SP)2位からフリーで175.75点、合計255.95点を記録して金メダルを獲得した。大会期間中、同門のワリエワが昨年12月のドーピング検査で陽性反応を示したことが判明。スポーツ仲裁裁判所(CAS)が今大会の出場継続を認めたため演技したが、世界に波紋が広がった。
そんな中でもシェルバコワは平常心を保ったようだ。「報道にあったこと(ワリエワの騒動)は私のトレーニングには確実に何も影響しませんでした。ミックスゾーンでも特に何もなかったですし、落ち着くことができていました」と語り、理由については「多分私は準備が出来ていたんです。シニアに転向して3年目。様々な大会に出場していましたから」と経験が活きたとも明かしている。
「私が感じていたストレス、驚き、ショックはゼロです。不安になるようなシチュエーションは無く、精神的に準備できた状態でこの大会に臨むことができました」とメンタル面の強さも伺わせた17歳。子供の頃、五輪優勝を夢としていた訳ではなかったとも明かしつつ「夢は現実に起こり得るとなったときに、目標になるんだと思います。今季、私は調子が良かったし、(ROCの)代表権も獲得できました。その瞬間に(五輪優勝が)目標になりました」とも語っている。
(THE ANSWER編集部)