ワリエワのミス連発、五輪女王がTV解説中に涙の訴え「最悪のことが起きてしまった…」
北京五輪は17日、フィギュアスケート女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位だった15歳カミラ・ワリエワ(ROC)は4位(順位は暫定扱い)に終わった。金メダル大本命と見られていたが、ジャンプで転倒やバランスを崩す場面が続出。ドーピング騒動の中で出場し、世界的に物議を呼んでいた。五輪連覇経験のある女王は涙を流して同情している。
北京五輪フィギュアスケート女子シングル
北京五輪は17日、フィギュアスケート女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位だった15歳カミラ・ワリエワ(ROC)は4位(順位は暫定扱い)に終わった。金メダル大本命と見られていたが、ジャンプで転倒やバランスを崩す場面が続出。ドーピング騒動の中で出場し、世界的に物議を呼んでいた。五輪連覇経験のある女王は涙を流して同情している。
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最終滑走者だったワリエワはジャンプでミスが続いた。精彩を欠いた演技後は両手で顔を覆い、悔しそうな表情に。キス・アンド・クライでメダルを逃したことが分かると、涙した。世界的に議論が巻き起こり、異様な雰囲気で迎えたフリー。精神的に不安定となる状況に、海外から15歳に同情の声が上がっていたが、ドイツの元五輪女王は涙を流している。
ドイツ公共放送「ARD」の五輪中継に解説者として出演した1984年サラエボ五輪、88年カルガリー五輪女子金メダルのカタリナ・ヴィット氏(ドイツ)。中継中に言葉を詰まらせながら、カメラに背中を向けて涙を流した。ドイツ公共ラジオ「ドイチュラント・フンク」スポーツ専門ツイッターが公開した動画内で涙ながらにこう語っている。
「彼女は完璧に滑ったとしても、五輪で優勝したとしても、この一連の戦いに勝つことはできなかった。最悪のことが起きてしまった。彼女は15歳の子どもなのよ」