「ワカバより9点も上なんて馬鹿げてるわ」 15歳ワリエワの採点に五輪メダリストが不満
北京五輪は15日、フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)が行われ、樋口新葉(明大/ノエビア)が五輪史上女子5人目となる3回転アクセルを成功させた。得点は73.51点で5位発進。15歳カミラ・ワリエワ(ROC)は82.16点が首位に立った。この採点に対し、ソチ五輪団体銅メダリストのアシュリー・ワグナー(米国)は「馬鹿げているとしか言えないし、全く面白くもない冗談」と不満を明かしている。
樋口新葉73.51点、ワリエワ82.16点にワグナー「全く面白くもない冗談よ」
北京五輪は15日、フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)が行われ、樋口新葉(明大/ノエビア)が五輪史上女子5人目となる3回転アクセルを成功させた。得点は73.51点で5位発進。15歳カミラ・ワリエワ(ROC)は82.16点が首位に立った。この採点に対し、ソチ五輪団体銅メダリストのアシュリー・ワグナー(米国)は「馬鹿げているとしか言えないし、全く面白くもない冗談」と不満を明かしている。
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冒頭で3回転アクセルを決めた樋口。3本のジャンプいずれもミスがないように見えたが、連続ジャンプで回転不足を取られ、得点は73.51点にとどまり、5位発進となった。その後に登場したワリエワは、3回転アクセルがステップアウトになったものの、以降は演技後半に高難度の連続ジャンプを披露するなど、さすがの内容。82.16点の1位でフリーを迎えることになった。
これに反応したのが、ワグナーだった。ワリエワの演技直後に「どうしてこのプログラムがワカバより9点も上になるのか、馬鹿げているとしか言えないし、全く面白くもない冗談よ」とツイッターに投稿。熱烈な“新葉通”で知られる名スケーターで、樋口が3回転アクセルを決めた演技直後には「これぞ、私のワカバよ!!!」を熱烈に興奮していた。ワリエワの出場裁定に非難も表明しており、不満が噴出したようだ。
樋口にとってすれば、五輪メダリストも認める演技だったことの裏返し。3位の坂本花織とともにROC勢の牙城を崩し、メダルを狙える立場にいることも事実だ。17日のフリーで最高の演技を披露する。
(THE ANSWER編集部)