「ハニュウの衣装を称賛する声も多く見られた」と衣装にも注目

　北京五輪のフィギュアスケート男子シングルで、羽生結弦（ANA）は4位だった。現地での絶大な人気が話題となっているが、中国富裕層向けメディア「ジング・デイリー」は羽生の人気とともに衣装にも注目。「国内外のラグジュアリーブランド市場が利益を創出する機会を作った」などと脚光を浴びせている。

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「ジング・デイリー」は「北京五輪で大人気のユヅル・ハニュウに迫る」との見出しで羽生を特集した。「スタイリッシュな衣装と少年のような外見がある。スポーツ界のアイドルとして中国人のハートを盗んできた」と“羽生ブーム”の背景を説明。中国国営英語放送「CGTN」が「顔は宝石のよう。体は松の木のよう。驚くべきスキル、そして龍のように優美」と評したことも紹介した。

　さらに、衣装にも注目。衣装デザイナーを務めた伊藤聡美氏を紹介しながら「『#フィギュア選手の衣装』というハッシュタグは微博（中国版ツイッター『ウェイボー』）で1億4000万回投稿された。ハニュウの衣装を称賛する声も多く見られた」と中国国内の反応を説明した。

　富裕層向けメディアらしく、高級ブランド市場への好影響にも触れると、「このブームは国内外のラグジュアリーブランド市場が利益を創出する機会を作った」と言及した。27歳はフィギュア界を超えて影響を及ぼしているようだ。