「フリットやろ。全盛期の前園さん以来。驚愕よ」 久保竜彦に鳥肌を立たせた三笘薫の60m突破の戦慄
お見合いでシュートを打てなかった上田には注文「なんで止まったんか」
(3点目を挙げた)上田のシュートは良かったね。「打て!」と思った時にあのタイミングで打ったから。
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ただ、あの前にペナ(ペナルティエリア)で打てるシュートがあったけど、譲って(堂安とお見合いの形に)。やっぱシュートを打ってほしいよね。なんで止まったんか、打たんかったんか。優しすぎるんか、(周りが)見えすぎてるんか。(意識としては)堂安ごとゴールにぶち込んだらええやん。
これだけじゃ(アピールが)遅いかもしれんな。次のイランみたいな強い相手で出られるか。あの前に打って決めてたら違ったかもしれん。
FWって瞬間的に思うんよね、「ダメかも」って。なんでそうなるかっていうと、そこに行くまでにパワーを使ってしまっとるけん。だから、そこでパワーを取っておかないと。なんのために一番前におるんってなるし。まあ(打たなかった理由は)分からんよね。たまたまかもしれんし。
俺もそんなん(90分間のパワーのマネジメント)を考えるほど頭良くないし。シュート、だいぶ外れとったよ。でも、打つのは打ったよな。あんま入らんかったけど、ペナに近くなったら打つ。まずは打たんと。下手でもそういう気持ちを持たんと。一番前やけん。
そりゃ、中盤の選手とは(役割が)違うよ。
そういう意味では(中盤で)今日は堂安も久保もうまかったよな、キワのところで。でも、バーレーンのプレッシャーがあんまなかった。(グループリーグ第3戦の)インドネシアもそうやったし。2試合続けて緩い試合が続いとるんよ。
なんか、それが次の試合を絶対難しくさせると思うんよな。
(第3回へ続く)
■久保 竜彦 / Tatsuhiko Kubo
1976年6月18日生まれ。福岡・筑前町。筑陽学園高を経て、1995年に広島加入。森保監督(当時選手)とは7シーズンプレーした。2003年に横浜F・マリノスに移籍し、リーグ連覇に貢献。1998年に日本代表デビュー。ジーコジャパンとなった2003年以降は日本人離れした身体能力と強烈な左足でエースとして活躍したが、腰や膝など度重なる怪我により、2006年のW杯ドイツ大会は落選。以降、横浜FC、広島などを渡り歩き、2014年に引退。J1はリーグ戦通算276試合94得点。日本代表は国際Aマッチ通算32試合11得点。引退後は山口・光市に移り住み、コーヒー焙煎や塩作りなど、異色のセカンドキャリアを歩む。今月、初孫が誕生予定。
(THE ANSWER編集部・神原 英彰 / Hideaki Kanbara)