ジャッジ復帰に最大8週間以上の場合も 大谷翔平とのHR王争いを左右、「右足親指靭帯の断裂」とは
「完全断裂」なら競技復帰は8週間以上が一般的
靭帯損傷は、重症度によって「軽い損傷」「部分断裂」「完全断裂」に分類されます。
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スポーツ復帰は競技や個人差により違いますが、「軽い損傷」で3~4週間、「部分断裂」で4~8週間、「完全断裂」で8週間以上が一般的です。
ジャッジ選手のコメントでは25日の段階でまだ素振りやキャッチボールもできていないということだったので、「軽い損傷」ではないのかもしれません。
一般的な治療ですが、まずは関節が動かないように固定して修復を促します。そこから、段階的にリハビリを進めます。最近では自分の血小板を凝縮させて患部に注射する多血小板血漿(PRP)と呼ばれる再生治療の選択肢もあります。
完全断裂で親指に不安定性が残る場合には手術をするケースもあります。手術の場合、数か月間の離脱を余儀なくされます。
痛みや不安定性が改善され、プレーの強度がどれだけ上げられるかが、復帰のポイントになると思います。ジャッジ選手が一刻も早くフィールドに戻れることを祈っています。
(THE ANSWER編集部)