フィギュア女子選手の減量は「わりと壮絶」 10代は体型変化でスランプに陥る課題
あらゆる「ダイエット」を実践した現役時代
朝はトースト1枚。昼と夜は母が作った弁当を学校や練習場に持参し、重さを量ったおにぎり、ゆで野菜、ウィンナー、玉子焼き程度。甘い物といえば、果物くらい。高校時代はそんな生活を続け、大学進学で一人暮らしを始め、自己管理を求められた。
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「数々のダイエットをやりました。一日中バナナジュースを飲んで過ごした日も、りんごを食べた日もありました。スープダイエットも断食をしたこともあります。一番自分の体調や好みに合ったのが、朝昼晩、ひたすらキャベツを食べ続けること。ドレッシングの味付けや切り方を変えながら。そうしたら一番長く続けられたので、自分に合っていると思って痩せる方法を見つけました。
現役時代のベスト体重は43~44キロ。今の生活で1キロ太るなんて当たり前ですが、当時は1キロでもパニックを起こすくらい神経質になる。特に減量が必要になるのはシーズン開幕近く。オフシーズンは気が緩んでいるのか、4月から7月まではどうやっても痩せず。シーズンに入って制限をしたら体力が落ちるので、シーズンが近くなると特に自制して調整していました」
しかし、当時は競技に集中するあまりに目先の体重に一喜一憂。「栄養面ではよくなかった。今の選手は知識も豊富になっており、こうしたことを真似してほしくない」と健康と競技力を両立させ、銀盤で輝くことを願っている。
(THE ANSWER編集部)