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髪飾りを落としたら減点?バク宙もNG? フィギュアスケートの意外と知らない禁止事項

フィギュアスケートでは、衣装に髪が引っかかり切れるハプニングもあるそうだ【写真:荒川祐史】
フィギュアスケートでは、衣装に髪が引っかかり切れるハプニングもあるそうだ【写真:荒川祐史】

ハプニングがつきものの競技、フィギュアならではのものは?

 競技にはハプニングがつきもの。フィギュアスケートならではのものがある。

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「私の経験では、自分のプログラム音源の話。私が高校生の時にMDが流行り、大会もカセットテープ、CD、MDのいずれかで提出する時代がありました。でも、MDが使い過ぎて傷んでしまったのか、本番中に音楽が飛んだことがあります。スピンを回っている最中に2秒くらい飛んで焦りました。慌てて、スピンを途中で終わらせる形になってしまいましたが、それも自己責任です。

 演技中のジャンプで転倒し、肩を脱臼して入れ直したこともあります。女子選手は衣装の背中にファスナーがあり、一番上で留めているのですが、落ちないように鍵ホックをつける選手が多い。体を反った時に髪が引っ掛かり、無理に顔を上げようとしたら髪がぶちっと切れたり、アイスショーの途中で髪飾りが落ちそうになって自分で外したり。小さなハプニングはあります」

 なんとなく見ていると知らないフィギュアスケートのルール。選手たちはあらゆるハプニングも想定しながら、演技に全力を尽くしている。

(THE ANSWER編集部)

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中野 友加里

THE ANSWERスペシャリスト フィギュアスケート解説者

1985年8月25日生まれ。愛知県出身。3歳からスケートを始める。現役時代は女子史上3人目の3回転アクセル成功。スピンを得意として国際的に高い評価を受け、「世界一のドーナツスピン」とも言われた。05年NHK杯優勝、GPファイナル3位、08年世界選手権4位など国際舞台でも活躍。全日本選手権は表彰台を3度経験。10年に現役引退後、フジテレビに入社。スポーツ番組のディレクターとして数々の競技を取材し、19年3月に退社。現在は講演活動を行うほか、審判員としても活動。15年に一般男性と結婚し、2児の母。YouTubeチャンネル「フィギュアスケーター中野友加里チャンネル」も人気を集めている。

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