メドベージェワ、右足骨折は平昌五輪にどう影響? 専門家が語る全治と復活の道
小指骨折の場合は全治3か月以上の可能性も…それ以外の箇所なら早期復活の道もあり
メドベージェワは10月のGPシリーズ第1戦・ロシア大会で2位に15点差をつける圧勝で優勝。初出場となった第4戦のNHK杯でも宮原知子(関大)、本郷理華(邦和スポーツランド)らを破って連勝を飾り、GPファイナル出場を決めた。しかし、初戦の2週間前から痛み止めを服用していたという。
柴崎らのように手術で患部を固定する場合は全治3か月。来年2月の平昌五輪への影響は計り知れない。
しかし、骨折箇所が小指でなければ、早期復活の道も出てくるという。
「ジョーンズ骨折以外の、中足骨の疲労骨折の場合、比較的予後は良好で、1か月程度でプレーに復帰できるケースもあります。一般的な治療は、数週間固定などして患部を安静にする。それと並行し、治癒促進を期待して低出力超音波パルス(LIPUS)を患部に照射します。痛みの度合いなどを慎重に見ながら、リハビリをスタートさせます」
メドベージェワも故障箇所が小指でなければ、年内復帰は十分視野に入るだろう。すでにギプスで患部を固定していると報じられており、低出力超音波パルス療法などで平昌五輪に向けてリハビリを進めることになりそうだ。