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瀬戸400m個メ予選1位、米V候補敗退「一人旅します」 大橋も通過「失格は実感ない」

五輪を超える規模で2年に1度行われる水泳の“世界一決定戦”、世界水泳(韓国・光州、テレビ朝日系で独占中継)の競泳は、最終日(28日)の400メートル個人メドレーで日本男女のエースが予選を通過した。24日に200メートルバタフライで銀メダル、25日に200メートル個人メドレーで金メダルを獲得した瀬戸大也(ANA)が、前回大会銅メダル種目で4分12秒27の全体1位。200メートル個人メドレー決勝でまさかの失格となった大橋悠依(イトマン東進)は、4分37秒23の全体2位で夜の決勝に駒を進めた。

大橋悠依(左)と瀬戸大也は予選を通過【写真:Getty Images】
大橋悠依(左)と瀬戸大也は予選を通過【写真:Getty Images】

絶好調エース・瀬戸は記録づくめの王座奪還へ、大橋は涙の失格雪辱へ

 五輪を超える規模で2年に1度行われる水泳の“世界一決定戦”、世界水泳(韓国・光州、テレビ朝日系で独占中継)の競泳は、最終日(28日)の400メートル個人メドレーで日本男女のエースが予選を通過した。24日に200メートルバタフライで銀メダル、25日に200メートル個人メドレーで金メダルを獲得した瀬戸大也(ANA)が、前回大会銅メダル種目で4分12秒27の全体1位。200メートル個人メドレー決勝でまさかの失格となった大橋悠依(イトマン東進)は、4分37秒23の全体2位で夜の決勝に駒を進めた。



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 瀬戸は、ここまでの2種目とも決勝で自己ベスト更新と絶好調。本命の400メートル個人メドレーは2013、15年以来3度目の金メダルがかかる。世界選手権で日本人の1大会メダル3個は、男子平泳ぎの北島康介氏と女子背泳ぎの中村真衣氏だけだが、ともにリレーのメダルを含んでいる。個人種目だけでメダル3個なら日本人初で、通算4個目の金メダルも北島氏を上回る最多。同一種目の4大会連続表彰台も日本人初の快挙だ。

 この日は、最初のバラフライをトップで終えると、その後も先頭を譲らず悠々とトップ通過を決めた。「最低ライン。周りが遅かったので後半は結構流しました」と淡々。リオ五輪銀メダルで最大のライバルと目されていたチェイス・カリシュ(米国)が4分15秒62の全体10位でまさかの予選落ち。結果を見た瀬戸は「決勝は一人旅します」と金メダルへの視界が開けた。

 1大会複数金メダルなら、03年大会北島氏以来の日本勢2人目となる記録づくめの決勝。絶好調のエースは「目指しているタイムを出したい。前半攻めて、後半は耐える。東京五輪を見据えて、目指しているタイムを出したい」と、200メートル個人メドレーに続く今大会2つ目の東京五輪切符を狙う。

 大橋は22日の200メートル個人メドレー決勝で、背泳ぎから平泳ぎのターン直後に通常1回のドルフィンキックを2回したとされる泳法違反で失格となり、記録が残らず。前回大会銀メダルの種目でタイムも実質6位という結果に終わり、涙を流した。リベンジを目指す最終種目では2組1位、全体2位で通過した。

「失格は全然、実感がない。この5日間は気持ちがヘロヘロしていたので、今回は予選落ちもあると思って、しっかり泳ぎました。最後の自由形で上げられるように午後も調整したい。しっかり体は動いている。もちろん、メダルを獲りたいけど、やってきたことを出し切ること。現状でできることをやりたい」と決勝を見据えた。

(THE ANSWER編集部)

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