6得点172失点― 歴史的大敗の韓国水球女子、現地紙は称賛「挑戦が起こした奇跡」
五輪を超える規模で2年に1度行われる水泳の“世界一決定戦”、世界水泳(韓国・光州、テレビ朝日系で独占中継)。水球女子では韓国は3連敗。特に初戦のハンガリー戦では0-64の記録的なスコアで大敗し、一部からは出場の意義を問うような声も上がっていた。
水球経験者ゼロで挑んだ“無謀な挑戦”を現地紙はどう受け止めたか
五輪を超える規模で2年に1度行われる水泳の“世界一決定戦”、世界水泳(韓国・光州、テレビ朝日系で独占中継)。水球女子では韓国は3連敗。特に初戦のハンガリー戦では0-64の記録的なスコアで大敗し、一部からは出場の意義を問うような声も上がっていた。地元開催で急造チームで臨んだ韓国代表チーム。現地メディアはどう伝えたのか。
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「少女たちの無謀な挑戦…女子水球が起こした奇跡」。こんなタイトルで伝えているのは韓国紙「世界日報」が発行するスポーツ紙「スポーツワールド」だった。
ハンガリー戦では0-64、第2戦のロシア戦は1-30、第3戦のカナダ戦は2-22。さらには南アフリカにも3-26、キューバにも0-30で敗れた。トータル5試合で6得点172失点。記録的な大敗を喫した韓国女子チームだが、同紙は「“出場”だけで涙と感動を与えるチームがあった。韓国女子水球代表チームの話である」と拍手を送っている。
「無謀な挑戦だった」とし、記事では代表チーム結成は5月。全30名から13人が先発選手を選ぶのだが、その中に水球の経験者は不在という驚きの事実を伝えている。
「言葉のままに開催国の資格で大会に出場するために“急造”チームだ。公式チームの練習も6月に開始し、練習試合の相手もなく、男子部の体育高校の選手たちと練習試合をした。選手それぞれが水球の経験もない状況で呼吸を合わせたり戦略を練る時間さえも足りなかった。目標は1位でも1勝でもなく“1ゴール”だった」
こうつづり、壮大な挑戦だったことを振り返っている。