「しっかりしなきゃ」と社会人の自覚 代表7年目・五十嵐千尋「自分が救世主に」
レースのトーンを決める第1泳者「大事なところで自分に結果を出してほしいコーチの願いがある」
リレーでは、レースのトーンを決める第1泳者がおなじみのポジション。18歳で初出場した世界水泳の800メートルリレーでは、第1泳者として1分58秒41で泳ぎ、当時の高校新記録を更新した。「1泳(第1泳者)が順調に上手くいっていたので、それからずっと今まで1泳を泳がせていただいています」と話す通り、池江が加わっても第1泳者=五十嵐は不動だった。
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「800メートルリレーでは1泳なんですけど、400メートルは最後に持っていかれる。真ん中が一番安心なんですけど、いつも緊張する場所に置かれるんですよ。そこには、大事なところで自分に結果を出してほしいというコーチの方々の願いがあると思うので、役目を果たさなきゃって思っています」
1年後には、注目の東京五輪が控えている。もちろん目指すべき舞台ではあるが、「まずは世界水泳でしっかりと自分の最大限の力を出せるレースをして自信をつけてから」と、焦らず段階を踏んでいく。
「いつもリレーでは世界水泳とか大きな舞台で記録を出してきているので、今回も自信を持ってレースに臨めるように、チーム一丸となって、一人一人がタイムを上げて日本記録を更新できるように頑張りたいと思います」
社会人となり自覚と責任感を増した五十嵐。今大会では自らが“救世主”となる活躍でチームを引っ張り、必ずや韓国・光州で結果を残したい。
(明日6日の第16回は特別企画として選手たちの事を知り尽くすテレビ朝日の競泳担当ディレクターが登場)
◆世界水泳、テレビ朝日系で連日中継 7月21日に開幕する競泳は、決勝をテレビ朝日系地上波、AbemaTVで最終日まで8夜連続放送。予選はBS朝日、AbemaTVで放送する。
(THE ANSWER編集部)