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平井コーチと12年の二人三脚 ラーメンに救われた青木玲緒樹の決意「五輪の決勝に」

「まずは決勝に残れるようにしたい」と青木は話した【写真:テレビ朝日】
「まずは決勝に残れるようにしたい」と青木は話した【写真:テレビ朝日】

「成長したと言わせてほしい」―平井コーチの言葉を胸に

 ゴールデンウィークは、平井コーチが日本代表合宿で不在になる。青木は平井コーチの提案で小学3年生から通った東京スイミングセンターの奈良合宿に参加した。「成長したと言わせてほしい」という平井先生の言葉を胸に、後輩たちと泳ぐ日々。「ほんとに楽しめて練習が出来たので、それが一番大きかったかな」。水泳を始めた頃への原点回帰だった。練習では、元々得意だったキックの再強化にも着手。泳ぎの動画を平井コーチに送って助言を求めた。



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 迎えた5月末のジャパンオープン。世界選手権追加代表入りへのラストチャンスで、100メートルは1分6秒44で結果を残した。100分の4秒差で派遣標準記録を突破。再び日の丸を背負う資格を得た。

「一番は気持ちの面でしっかり自信をもって臨めたということ。あとは周りの選手とか気にせず、自分の泳ぎをすれば派遣標準も突破できる自信があったので、そこは自分のペースを守って、いろいろ行動をしてましたね。

 日本選手権も本来の自分の力を出せていれば、きちんと優勝もできたし、代表にも入れたと思うけど、結果を残せなかったという部分で日本選手権からジャパンオープンまで、先生にもつらい思いをさせてしまった。苦労をかけてしまった」

 表彰台からスタンドに目をやると、仲間たちが何やら騒いでいる。指さす先を見ると、平井コーチが涙をぬぐっていた。恩師の思わぬ姿にもらい泣き。12年の絆をさらに強くした師弟の視線は、世界水泳、そして東京五輪にそろって向いた。

「2年前(の世界水泳)は決勝に残れず悔しい思いをした。まずは決勝に残れるようにしたい。世界大会で自己ベストを更新したことがないので、決勝の大舞台でも自己ベストを更新できるように頑張りたい。(平井コーチへの恩返しは)まずはオリンピックに出ることが一番。オリンピックに出場して、決勝の舞台で戦えるようにしたい」

(明日23日の第3回は大本里佳が登場)

 ◆世界水泳、テレビ朝日系で連日中継 7月21日に開幕する競泳は、決勝をテレビ朝日系地上波、AbemaTVで最終日まで8夜連続放送。予選はBS朝日、AbemaTVで放送する。

(THE ANSWER編集部)

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