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世界の逸材16歳マッキントッシュの地力を目撃 同い年・成田実生「招集所で足をバンバン叩き…」

世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は30日、競泳の女子400メートル個人メドレー決勝が行われ、16歳の成田実生(みお、金町SC)が4分42秒14の8位だった。初出場ながら予選3番手で決勝に進出。世界の舞台で日本選手権2冠の高校2年生が、昨年女王で世界記録保持者の16歳サマー・マッキントッシュ(カナダ)、昨年銀の17歳ケイティ・グライムズ(米国)ら最強スイマーたちに立ち向かった。マッキントッシュが4分27秒11の大会記録で今大会2冠を達成した。

女子400メートル個人メドレー決勝、笑みを浮かべながら入場する成田実生【写真:Getty Images】
女子400メートル個人メドレー決勝、笑みを浮かべながら入場する成田実生【写真:Getty Images】

世界水泳福岡・競泳

 世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は30日、競泳の女子400メートル個人メドレー決勝が行われ、16歳の成田実生(みお、金町SC)が4分42秒14の8位だった。初出場ながら予選3番手で決勝に進出。世界の舞台で日本選手権2冠の高校2年生が、昨年女王で世界記録保持者の16歳サマー・マッキントッシュ(カナダ)、昨年銀の17歳ケイティ・グライムズ(米国)ら最強スイマーたちに立ち向かった。マッキントッシュが4分27秒11の大会記録で今大会2冠を達成した。



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 成田はカメラに満面の笑みを浮かべながら入場。身長161センチのひと際小さい体でも、物怖じせずに向かっていった。スタート台に乗る直前にペコリとお辞儀。最初のバタフライは8番手だった。背泳ぎ、平泳ぎでも巻き返せず。それでも、最後の自由形まで力を尽くした。決勝出場者では最下位だったが、世界の8人に残った経験は大きい。

「同い年のマッキントッシュさんとか、年が近い人がいて、やっぱりまだまだ差があると感じたレース。応援をたくさんしてもらったのにベストから遅れてしまって残念。体力的なこともあるけど、精神面も予選から(積極的に)行ったので『持つかな』という不安があった。それが全部出てしまった。

 周りがバタフライが速いのはわかっていた。世界の人と泳いで最初に離されると追いつけないことがよくわかった。もうちょっと強い気持ちでついていけたらよかった。気持ちの面で弱いところが出ちゃったと思う。予選は強い気持ちで臨めたけど、不安とか悪い緊張があって明るくは行けなかった」

 レース直前の招集所では同い年のマッキントッシュと隣りの席に。「招集所で足とかバンバン叩いていた。たくさんのレースに出て疲労があっても金メダル。体力も、気持ちも全然違う」と地力の差を見せつけられた。

 成田は東京・淑徳巣鴨高2年の日本代表最年少16歳。昨年3月の代表選考会では、400メートル個人メドレーで当時のジュニア世界記録4分36秒71を叩き出し、2位に入った。8月下旬のジュニアパンパシフィック選手権2冠(米ハワイ)、世界ジュニア選手権(ペルー)はメドレーリレーを含む3冠を達成。両大会の転戦は人生初めての海外だった。

 12月のジャパンオープンで2冠、今年2月のコナミオープンも2冠。4月の日本選手権200メートル個人メドレーでは、東京五輪金メダリストの大橋悠依に競り勝って2冠を達成した。

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