「自分の愛する仕事を世界に見せたい」 撮影歴24年、海外女性カメラマンが狙うスポーツの美しさ
世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は30日に幕を閉じた。主役となった選手たちの熱い姿を収めるのがカメラマン。これまで五輪を9度も撮影してきた海外女性カメラマンにスポーツ写真の魅力などを聞いた。
世界水泳福岡・競泳
世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は30日に幕を閉じた。主役となった選手たちの熱い姿を収めるのがカメラマン。これまで五輪を9度も撮影してきた海外女性カメラマンにスポーツ写真の魅力などを聞いた。
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プールサイドからレンズ越しに快挙を切り取った。29日の女子50メートル自由形準決勝。サラ・ショーストロム(スウェーデン)が世界新記録の23秒61を叩き出した。快挙を知った瞬間、水面をたたいて喜びを表現し、綺麗な水しぶきを上げた。今大会前まで五輪と世界選手権で金5つ、銀5つ、銅2つを獲得してきた最強スイマー。29歳でベテランの域に入っても、ベストを塗り替え続けている。
しかも、この19分前には50メートルバタフライで優勝。凄まじさを切り取ったのは、トルコ出身のフォトグラファー、ミネ・カサポグルさんだ。1999年から24年間、カメラマンとして活動し、夏季五輪を4度、冬季五輪を5度も撮影。専門は水泳、アルペンスキー、スノーボードでレッドブルのカメラマンも担当する。自身も1993、94年にトルコのスキー代表、2006~10年は同スノーボード代表のアスリートだった。
スポーツ写真を撮影する際、大切にしているのは何なのか。
「アスリートの最高の瞬間を捉えようと心がけています。スーパーウーマンやスーパーマンに見える瞬間です。自分の愛する仕事ができることを世界に見せたい。スポーツの写真で“普通の人々”をインスパイアしたいです」