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池江璃花子&親友サラの「愛」が写った1枚 心まで撮影する海外写真家が「表現したかったもの」

世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は29日、競泳の女子50メートルバタフライ決勝が行われ、池江璃花子(横浜ゴム)が25秒78の7位だった。2017年大会以来6年ぶりに個人種目で日本代表入り。個人では当時以来の世界大会決勝だった。

ミネ・カサポグルさんが撮影、池江璃花子とサラ・ショーストロムが準決勝直後に握手を交わすシーン【写真:カサポグルさん提供】
ミネ・カサポグルさんが撮影、池江璃花子とサラ・ショーストロムが準決勝直後に握手を交わすシーン【写真:カサポグルさん提供】

世界水泳福岡・競泳

 世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)は29日、競泳の女子50メートルバタフライ決勝が行われ、池江璃花子(横浜ゴム)が25秒78の7位だった。2017年大会以来6年ぶりに個人種目で日本代表入り。個人では当時以来の世界大会決勝だった。



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 大会中、最強スイマーの親友サラ・ショーストロム(スウェーデン)とがっちり握手。友情と敬意の溢れるシーンを激写した海外女性フォトグラファーに話を聞いた。渾身の1枚には、目に見えない「愛」までも切り取られていた。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

 ◇ ◇ ◇

 互いに認め合う存在だからこそ、歩んできた道のりの重みを知るからこそ、戦った後に手を合わせられる。

 28日の50メートルバタフライ準決勝。池江とショーストロムは隣りのレーンで泳いだ。先頭で引っ張るショーストロムにくらいつく池江。前半はやや後方だったが、最後のタッチまで力を込めた。憧れの存在に次ぐ2着。ワンツーフィニッシュで決勝の切符を掴み取った。直後のプールサイドでテレビインタビューを受けるショーストロム。後ろを通りかかった池江は、清々しく握手を交わした。

「私にとって力強い彼女の泳ぎが見られてとても良かったです。彼女がサラの隣で泳いで1位と2位でフィニッシュしました。彼女たちの関係性を知っていたから、その瞬間を待っていたんです。リカコが歩み寄った瞬間にシャッターを切りました。思い出が蘇りましたね」

 このシーンを撮影したのは、トルコ出身のフォトグラファー、ミネ・カサポグルさん。1999年から24年間、カメラマンとして活動し、夏季五輪を4度、冬季五輪を5度も撮影してきた。専門は水泳、アルペンスキー、スノーボードでレッドブルのカメラマンも担当。自身も1993、94年にトルコのスキー代表、2006~10年は同スノーボード代表のアスリートだった。

 戦う人間の心までも切り取れるカメラマン。信頼も置く選手たちのSNSには、カサポグルさんの写真がたびたびアップされる。

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