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【世界水泳】日本の新ヒロイン候補は大学1年生 三井愛梨、福岡からパリへ「五輪は夢じゃなく目標」

写真をカメラロールに保存するほど憧れの存在とは

 日本の女子200メートルバタフライといえば、歴史を紐解いてもアテネ五輪銅メダリスト・中西悠子、リオ五輪とロンドン五輪の銅メダリスト・星奈津美ら多くの名スイマーが生まれた。特に、2015年の世界水泳で日本女子初の金メダルを獲得した星とは縁がある。



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 小さい時に会場で写真を撮ってもらい、今もカメラロールに大切に保存している憧れの存在。その星が持つ日本記録2分4秒69も狙えるレベルに来ているが、本人は「まだまだ全然及ばないですが、星選手の記録に少しでも近づけるように頑張りたい」と謙虚に意気込みを語る。

 世界に目を向けると、この種目に君臨するのはカナダの16歳の天才サマー・マッキントッシュ。14歳にして21年東京五輪に出場し、15歳だった前回ブダペスト大会で200メートルバタフライと400メートル個人メドレーの2冠を達成。大会史上最年少で女王となった逸材が、今大会も大
本命だ。

「ぜひ、一緒に泳げればいいなと思います」と三井。「とにかく、バタフライ以外もすごく速く、すごくタフ。マッキントッシュ選手は前半を58秒とかで入っているので、そこは今の自分の実力では追いつけない部分がある。でも、後半で強さを見せられれば」と食らいつく覚悟を示す。

 昨年8月のジュニアパンパシ前、コーチに宣言した「2分7秒で泳ぎます、自己ベストを更新して優勝します」の言葉を実現。日本選手権も2分6秒台を目標にして、有言実行してきた。では、今大会は――。「2分5秒台で決勝で戦えるようにします」。そのタイムなら表彰台も見えてくる。

 そして、その先にあるのは来年のパリ五輪。「五輪は小さい頃からの夢の舞台。今は夢ではなくて、目標というところまで近づいている。それをしっかり達成して、来年パリ五輪の代表になって、その舞台でも活躍したい」。福岡はパリへの出発点になる。

(19日の第30回は今井月が登場)

◆世界水泳 7月14日にアーティスティックスイミング(AS)、飛込から開幕。水球、オープンウォーター、ハイダイビングも行われる。同23日に開幕する競泳は、決勝をテレビ朝日系地上波にて最終日まで8夜連続生放送。ASはBS朝日、飛込はCSテレ朝チャンネルで生放送。

(THE ANSWER編集部)

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