「日本は文化も言葉も素晴らしい」 感銘を受けたカナダ最強16歳が日本で届ける衝撃【世界水泳】
水泳界の“世界一決定戦”世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)が7月14日に開幕した。2001年以来22年ぶりの日本開催となり、中でも注目を集めるのは競泳だ。個人種目で金メダルなら1年後のパリ五輪出場が内定する今大会。「THE ANSWER」では7月23日の競泳開幕30日前から「テレビ朝日×THE ANSWER」としてタッグを組み、様々な企画を実施してきた。
「世界水泳カウントダウン連載」競泳開幕まであと8日―16歳の世界記録保持者サマー・マッキントッシュ
水泳界の“世界一決定戦”世界水泳福岡(テレビ朝日系で中継)が7月14日に開幕した。2001年以来22年ぶりの日本開催となり、中でも注目を集めるのは競泳だ。個人種目で金メダルなら1年後のパリ五輪出場が内定する今大会。「THE ANSWER」では7月23日の競泳開幕30日前から「テレビ朝日×THE ANSWER」としてタッグを組み、様々な企画を実施してきた。
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その一つがカウントダウンでお送りする「ウルトラ連載」。出場選手のインタビューに加え、特別企画を織り交ぜながら大会を盛り上げる。7月15日の第25回は、女子400メートル自由形&個人メドレーの世界記録保持者サマー・マッキントッシュ(カナダ)。昨年大会で2冠を獲得し、今年は衝撃的なレースで世界新を連発。「日本語をもっと勉強したい」と語る最強16歳は、世界記録更新を視野に入れている。
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しなやかにぶっちぎる15歳の泳ぎに世界が衝撃を受けた。マッキントッシュはシニアデビューとなった昨年大会200メートルバタフライ、400メートル個人メドレーで世界一に。400メートル自由形で銀、800メートルリレーでも銅メダルを掴んだ。
衝撃は続く。16歳で迎えた今年3月のカナダ代表選考会、400メートル自由形で3分56秒08の世界新記録をマーク。さらに400メートル個人メドレーでも後続に大差をつけ、4分25秒87の世界新を叩き出した。
普段は「ファッションに夢中で、ポップカルチャーやお化粧に興味がある」という16歳。しかし、ひとたびプールに入れば、177センチの長身を生かしたダイナミックな泳ぎで他を圧倒する。
幼少期から水泳の他に乗馬、フィギュアスケート、サッカー、体操などを経験。現在もペア選手としてカナダ代表でも活躍する姉・ブルックとフィギュアスケートにも興じた時期があったが、最終的には「誰が一番速いのか、という単純なところが気に入った」として水泳を選んだ。1984年ロサンゼルス五輪に出場した母・ジルさんの後を追う形となった。
自らを「負けず嫌いで情熱を持っている」と分析。得意のバタフライだけでなく、個人メドレーで泳ぐ他の3泳法も鍛えてきた。「タイムを縮めるため、細かい部分や改善できる部分を見つけるために、毎日練習することが私を前進させている。長期的な目標はいつも頭の隅に置いているけど、進歩をわかりやすくするためには短期的な目標に集中している」と明かす。
最大の特長は、水面へ蹴り上げる「アップキック」の強さ。体を下半身から持ち上げることができるため、より抵抗の少ない水面に近い位置で泳ぐことが可能となり、爆発的なスピードを持続できている。体操やフィギュアスケートをやっていたことで身に付いた柔軟性に加え、陸上トレーニングで鍛え続けた体幹の強さが、世界一の泳ぎを支えている。