【世界水泳】激変した世界の平泳ぎ勢力図 渡辺一平、日本のお家芸復活には「やっぱり金メダル」
「日本の平泳ぎを背負っている立場として、もっともっと頑張らなきゃいけない」
日本が繋いできた「お家芸」への想いもある。200メートル平泳ぎといえば、北島康介がアテネ、北京五輪で連覇し、渡辺自身も世界水泳で銅メダル2つを獲得。昨年は花車優が銀メダルと日本勢がメダルを獲得してきた種目だ。
【注目】DAZNは年間プランがおトク! プロ野球、F1、国内サッカー、ゴルフ、テニス…見られる競技が盛りだくさんのDAZNはこちら
渡辺は「北島康介さんが日本のお家芸と言われる種目を作ってくださり、(自身が)17年、19年と表彰台に乗って、花車選手が銀メダルを獲って(お家芸は)一応継続されている状況と思います」としたが、足りない物を自覚している。
「やっぱり金メダルが獲れていないのは今、日本の平泳ぎを背負っている立場として、もっともっと頑張らなきゃいけない。僕自身、世界水泳は2度出場して、どちらも銅メダル。非常に悔しい大会という位置づけになっている。『2度あることは3度ある』じゃなくて『3度目の正直』で金メダルを狙っていきたい」
そして、もう一つ、渡辺にとって気合いが入るのがメドレーリレー。近年、日本は苦しんでいる状況にある。「メドレーリレーが一番緊張します。入江さんから引き継ぐのもそうだし、メドレーリレーでメダルが獲れるだけで、みんなの活気が上がる」とこの種目の意味合いを強調する。
「その中で平泳ぎを任される身として、この(日本選手権の)タイムでは全然駄目だし、メドレーリレーは波も強くなってくる。日本選手権は一番先頭で良いペースで泳げた。良い波の中で受けたけど、そこも踏まえてトレーニングする必要がある」
日本男子が同種目で最後にメダルを獲得したのは、五輪が12年ロンドンの銀、世界水泳が13年バルセロナの銅。復活の鍵を握る一人こそが渡辺だ。
(28日の第6回は鈴木聡美が登場)
◆世界水泳 7月14日にアーティスティックスイミング(AS)、飛込から開幕。水球、オープンウォーター、ハイダイビングも行われる。同23日に開幕する競泳は、決勝をテレビ朝日系地上波にて最終日まで8夜連続生放送。ASはBS朝日、飛込はCSテレ朝チャンネルで生放送。
(THE ANSWER編集部)