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大会以外の「輝ける場所」へ、目標はショーの制作
今、杉原が抱いている一番大きな目標は、体操のショーの制作だ。フィギュアスケートのアイスショーのように、継続可能なショーの実現を目指す。
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「親交のある坂本花織ちゃん(フィギュアスケーター)の大会を見に行く機会がありましたが、観客もファンも多くて体操とは全然違うことを目の当たりにしました。
体操は五輪では『お家芸』と評されますが、街を歩く人に『体操の大会を生で見たことがありますか』と聞くと、ほとんどの人が『ない』と答えるのが現実です。体操も認知度と人気度が比例するように、普及活動をしていかないといけない。野球やサッカーのようなメジャースポーツにしていきたい、という思いが強くなりました」
1回だけの公演ならば、すぐにでも実施できる。難しいのは、やはり継続だ。そのためには何が必要なのか――。現在、さまざまな視点を持ってリサーチや研究を続けている。
「例えばアメリカでは、大学の体操部のリーグ戦にも地元の人が応援に駆けつけてくれる。地域コミュニティに支えられていて、ファンがめちゃめちゃ多いんです。
リーグ戦を作るのも一つの案ですが、日本とアメリカでは環境が全く異なるのでちょっと難しい。でも、体操とエンターテインメントは相性がいい。ショーのほうが実現の可能性が高いと感じています」
現役中ということもあり、「なかなか実行に移せないという壁に当たっている」と話す。しかし一方で、今は仲間集めと種まきの時期、と前向きだ。
「体操選手に限らず、例えばトリッキングやブレイクダンサー、ダブルタッチなど、アクロバット系のスポーツと一緒にできるステージを作り上げたいと考えています。また、同じ審美系のフィギュアスケートとは共通点も多い。フィギュアのいい部分も、どんどん落とし込んでいきたい」
ショーにこだわる理由は二つある。一つは、1人でも多くの人に目の前で体操を見てもらうため。もう一つは、体操を愛するプレーヤーたちに、大会以外の“輝ける場所”を作りたい、という思いだ。
「選手だからといって、誰しもが五輪を目指しているわけではありません。せっかく長く続けていた体操を、大学や高校の卒業と同時に引退するのはもったいない。体操を職業としてできるような場所、仕事にできる機会を作っていきたいですね」
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