未成年の高校陸上界も導入、女子選手の“透けない”盗撮防止ユニホーム 「今後変化が進んで…」課題は暑さ対策
スポーツ観戦の形が多様化する現代で、抱える課題も様々だ。スマートフォンが普及し、写真撮影が身近になった今、女性アスリートの盗撮問題もその一つに挙げられる。スポーツメーカーによる、盗撮防止を目的としたユニホームの新技術が開発される中、7月の陸上インターハイを取材した「THE ANSWER」は高校陸上におけるユニホームの現状を聞いた。

高校陸上におけるユニホーム問題の現状
スポーツ観戦の形が多様化する現代で、抱える課題も様々だ。スマートフォンが普及し、写真撮影が身近になった今、女性アスリートの盗撮問題もその一つに挙げられる。スポーツメーカーによる、盗撮防止を目的としたユニホームの新技術が開発される中、7月の陸上インターハイを取材した「THE ANSWER」は高校陸上におけるユニホームの現状を聞いた。
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昨夏のパリ五輪で話題となったのが、ミズノが開発した“盗撮防止”ウェア。ユニホームの中が透けず、赤外線カメラを利用した盗撮を防ぐ機能が搭載されたもので、日本選手団でバレーボールや卓球など女子6種目で試合用として採用された。軽さや機能性も選手から好評を得た製品。女性アスリートが抱える盗撮問題への“切り札”となった。
今年2月、ミズノは陸上競技への展開を発表した。それに先駆けて試験的に導入していたのが、埼玉の強豪校・伊奈学園総合。昨夏のインターハイで着用したユニホームは、腹部までしっかりと布が覆う仕様に。セパレートのユニホームに比べ、露出が少なくなっていた。
同校の森康彦監督は「今後、ユニホームの変化が進んでいくだろうとずっと思っていたので、ミズノさんに協力をさせてもらった」と導入の理由を明かす。
これまではブルマ型のユニホームを使用していた伊奈学園総合。競技への機能性が高まる一方で、SNSで選手の写真が無断掲載されていると、周囲から伝え聞いたこともあった。社会経験も積んでいるトップアスリートと比べ、未成年の高校年代は危機意識が薄い現実もある。それだけに、大人から働きかけて選手を守ることが大切だ。
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